元気満々な女の子、騎士団で最も優秀で、最後の偵察騎士である。
概要
オープンワールドRPG『原神』の登場キャラクター。
「飛行チャンピオン三連覇を記念して、このトロフィーはアンバーに差し上げます。その情熱が風の中で永遠に消えませんように。」
――モンド酒造組合長エーザイ
人物
モンドの西風騎士団に所属する「偵察騎士」の少女。しかし偵察騎士という地位は衰退して久しく、騎士団内でも彼女一人しかいない。
滑空翼「風の翼」を用いた飛行大会で三年連続チャンピオンになった実績を持ち、その機動力で普通なら誰も行かないような場所でも軽く踏破するため、彼女が目をつけた不審者はその追跡と質問から逃れることは出来ない。
割と考えなしに行動を起こす上にそそっかしく、独断専行もお手の物。騎士の素行としては大いに問題がある行動も数え出したらキリが無い。ただし人付き合いにおいてはこれら全てが「コミュ力と包容力の高さ」に変わり、どんな相手でも気後れせずに話しかけ、心を開かせ友達になってしまう。
なお、モンド編のキャラクター達が登場する前日譚にあたる漫画版「セレベンツ」では、ほぼ主人公と言える大活躍を見せている。詳しくはマンガ本編をご覧頂きたいが、このときにコレイと交流しており、彼女の心と未来にとても大きな影響を与えている。
能力と戦術
メインストーリーで加入する(配布される)最初の仲間。
主に直接火力以外の部分で出来ることが非常に多く探索要員として超優秀。
オープンワールドは戦いが全てではない。「偵察騎士」の称号は伊達ではないのである。
天賦
- 通常攻撃・一流射手
最大5段。純粋な攻撃手段としての性能は決して高くはないが、狙い撃ち(重撃)で放たれる火矢は他の弓キャラより多くの元素を纏っており、敵に元素を付着させた際の持続時間が長い。このためバリア割りや操作に慣れない序盤での元素反応狙いの際に重宝する。
フィールドでは炎元素で火を付ける必要があるギミック「遺跡の矩火」の解除に最適。
- 元素スキル「爆弾人形」
「ウサギ伯爵、出撃!」
ウサギ伯爵を設置。長押しすると投擲する。
かわいい踊りで囮となり敵の攻撃を引き付け、設置後しばらく経つか破壊されると爆発して炎元素ダメージを与える。
ウサギ伯爵の耐久度はアンバーのHP上限によって決まる。
また、命ノ星座第二重(2凸)になるとフルチャージした狙い撃ちをウサギ伯爵の足めがけて撃ち込むことで任意での起爆が可能になる。この際の爆発はダメージが大幅に強化されるため、戦闘キャラとしての価値も高まってくる。
また4凸ではスキルの使用回数が1回増えてウサギ伯爵を一度に2体出すことが可能になる上、クールタイムも20%減るためスキルの回転率が大幅に上がる。
探索面では何かを乗せておく必要のある仕掛け床に重石として使う事も可能であるほか、爆発には両手剣や岩元素と同様に瓦礫や鉱石を破壊しやすい性質も持つため、様々な場所で有効活用できる。
ただし難点もあり、上記の通り発動ボタンの長押しで離れた場所に投擲ができるものの、その照準が完全な一方通行で、長押しすればするほどアンバーから離れた位置に投げられるものの、逆に離れていった照準の位置をアンバー側に戻すことはできず、目標より照準が離れてしまったら最初からやり直しとなる。その上この照準が離れていくスピードもやたら速く、余計に狙いが付けづらい。
そのため旅人(岩)や刻晴の元素スキルとは一見長押し効果が似ているようにも見えるが、微調整が利き時間制限的な縛りも特にないこの2つとは実際の使用感が全く異なる。
また単押し発動でも足元に置くのではなく「短距離に投擲する」という感じになるため、重石として使いたい場合にはその辺りの距離感や方向を把握しておかないと上手くギミックの発動ができない。
上記の命ノ星座4凸がなされていない場合は、発動の間隔が少し長めになってしまうことも痛いところで、練習をするにもその辺りは覚悟する必要がある。
裏技として「アンバーの狙い撃ちによって起きた過負荷反応に触れる」ことによって爆発させることが出来る。
※過負荷反応→炎元素に雷元素を付着(もしくはその逆)によって起こる元素反応。
やり方としては「敵に雷元素付着→アンバーのフルチャージショットを敵に当てる」だけ。
雷元素が付いた後は敵を狙い撃ちするだけなので伯爵の足元に当てるより遥かに楽。
2凸の追加ダメージや4凸での2体目の伯爵にも適用されるので、かなりの大ダメージと元素粒子回収が可能になる。
また雷スライムや無相の雷など最初から雷元素のある敵にも有効。
ただし前述の通り伯爵のフルチャージ起爆は2凸が必須な点には注意。
そして過負荷反応には「小柄な敵を吹き飛ばす」効果があるため、過負荷狙い撃ちは大き目の敵やボスなどの方が良い。
- 元素爆発「矢の雨」
「雨のような、矢をっ!」
前方の円形範囲に炎元素を纏った矢の雨を降らせる。
一発の威力や攻撃範囲はそこまで優れている訳ではないが、恐ろしいまでのヒット数を誇り、氷元素のバリアや鎧を壊す事に関して抜群のアドバンテージを発揮する。さらにキャラ突破Lv1(Lv20~40)で天賦「百発百中!」が解放されると会心率に+10%、攻撃範囲に+30%のボーナスを得るため鬼に金棒。
発動に必要な元素エネルギー量も最低クラスなため、立ち回り次第では一度の戦闘で何度も発動できる。
この特性を生かして武器や聖遺物を元素爆発時のサポート特化にし、サブアタッカー兼サポーターとして運用すると戦闘面でもだいぶ使い勝手が良くなる。
- 天賦「制圧射撃」
キャラ突破Lv4(Lv60~70)で解放。敵の弱点に狙い撃ちを命中させてから10秒間、攻撃力+15%。
効果量と効果時間の割に発動条件がきつく、そもそも弱点がない敵も居るため、残念ながら有効活用できる場は少ない。
- 天賦「飛行チャンピオン」
パーティ全員の滑空時の消費スタミナが-20%される。
モンド編では魔神任務(メインストーリー)、伝説任務(キャラクエスト)共に何かと飛ぶ機会が多いので重宝する。
同じ効果を持つウェンティの天賦との重ねがけは出来ない。
命ノ星座
- 1凸……狙い撃ち(重撃)時、矢を2本連続で放つ。2本目の攻撃力は本来の矢の20%。
- 2凸……ウサギ伯爵の足元にフルチャージの狙い撃ちを撃ち込むことでの任意起爆が可能になる。この際の爆破ダメージは+200%される。
- 4凸……元素スキルのクールタイム-20%、発動回数+1回。
- 6凸……元素爆発発動後10秒間、チーム全員の攻撃力と移動速度+15%。
火力を期待したい場合は4凸までは重ねたいところだが、後述するガチャの仕様から下手な★5キャラよりも凸が難しい。もし完凸した彼女を見たなら間違いなく運と課金と何より愛の結晶である。
プレイ映像(公式広告)
コスチューム
- オルタコスチューム
2022年1月27日に実装されたデフォルトのマイナーチェンジ版コスチューム。中国などの性的なコンテンツに対する規制の厳しい地域に対応するための追加(変更)とみられ、該当地域ではデフォルトと差し替えられ、その他の地域ではデフォルトと共存し、任意で切り替えができるようになっている。
なお、今後彼女が登場するイベントシーンではこの服がデフォルトになるとのこと。
デフォルトと比較すると服全体でしっかりと胸を支えるデザインになると同時に、胴回りの生地が茶→白に変わることで色合い的にも胸の主張が控えめになっている。
また、胴周りの配色変更に合わせて手袋も茶→白に変わっているほか、これまで赤一色だった部分の各所に茶が差し色に入り、全体的に配色にメリハリが生まれている。
余談
- 入手自体は確実に出来るが命ノ星座を完凸するのは最難関のキャラ。初期に入手出来るアンバー、リサ、ガイアの3人は原則的に恒常祈願「奔走世間」(常設ガチャ)でしか排出されず、その恒常祈願は原石(課金)を割ってまで回す旨味が無きに等しい構成になっているからである。
- もうひとつの手段としてメニュー内のショップの「スターライト交換」の月替わり交換キャラの一人であるので、そちらからゲットする方法がある(スターライト交換に必要なアイテムである「無主のスターライト」は祈願のオマケとして得られる。取得できる数は引いたキャラもしくは武器のレアリティによって変化)。ただし必要な数は34個であり、祈願消費アイテム「出会いの縁」や「紡がれし運命」で換算すると約7回分なので最優先でアンバーを得たいので無ければスルー推奨。しかし月替わりキャラが再登場するのは半年後なので、数少ないチャンスでもある。また、リサやガイアもショップで得られるチャンスでもある。その他の交換可能キャラは祈願でも得られるので、アンバーたちの為にスターライトを貯めておくのもアリと言える。
- 前述の通り探索においては非常に優秀な彼女であるが、同じく西風騎士団所属のクレーが戦闘と探索どちらにおいてもかなり優秀である上に属性まで被ってしまっている。しかしクレーは射程や移動性能が低いため、着火要員や飛行要員としての利便性は依然アンバーに軍牌が上がる。
- 料理とキャラを特定の組み合わせで行うと出来る「オリジナル料理」で片面は生焼け、もう片面は黒焦げのステーキを出して来る公認メシマズキャラ。調理の様子をたまたま見かけたベネットもその惨状を(若干勘違いしつつも)言及している。オリジナル料理で人を選ぶ料理を作るキャラはそれなりにいるが、食えたものではないような料理を作るのはアンバーと胡桃だけ(2022/12月現在)である(その他にはレシピ通りに作ればまともになる奴と料理以前の問題である奴がいる)。
- ウサギ伯爵が爆発するまでのコミカルな動きが人気を博しリスペクト動画が次々と作られており、その勢いは術者であるアンバーを喰いかねないほど。