概要
クロスベル自治州の新聞社・『クロスベルタイムズ』に勤める女性。
フューリッツァ賞の受賞を目指し、取材に関しては凄まじい執念を誇るパワフルな記者。美人なのだが、その性格で後輩のレインズを振り回しており、そのレインズからは『潜入先を間違えた』と半ば後悔させるほどだが、一方で好意を寄せられている模様。尚、グレイスもレインズの正体には薄々感づいている。
ジャーナリストだけあり、当時クロスベルにくるエレボニア帝国とカルバード共和国の圧力、両国の政治事情にも精通している才女。自身は「ペンは剣よりも強し」というモットーにしている。
活躍
特務支援課の理念を抱いたガイ・バニングスとも面識を持ち、その弟のロイド・バニングスにも注目していた。
支援課とは設立当時から注目しており、悪戦苦闘する支援課の記事を書きながらも情報を提供する形で協力していき、ガイも関わったD∴G教団の事件解決の現場、クロスベル独立国とそれに伴う碧の大樹にも取材に赴くなど、一般人視点からロイド達の戦いを見届けた。
クロスベルがエレボニア帝国に併合された後、総督府から危険視されたために『鳥籠作戦』によって自身もミシュラムに軟禁される苦杯もなめた。共和国との戦争へクロスベルも巻き込まれる中ジャーナリストとして呪いに抵抗するべく、トールズⅦ組とも知己を得て、『千の陽炎』の会合にも取材を取り付ける。
クロスベルの再独立では別の事件でノルド高原に赴いていたために難を逃れ、現地でⅦ組に協力、クロスベルの再独立に協力する。
関連タグ
軌跡シリーズの記者つながり
マルセル・ニールセン - かつてのクロスベルタイムズの記者。いわばグレイスが目標としている先輩かつゼムリア有数のジャーナリストで、フューリッツァ賞も多く受賞している。自身は百日戦役で取材中に負傷・失明してクロスベルタイムズを去るが、その後もフリーランスかつ盲目の身ながらあらゆる取材を行い、『黒の史書』を入手するなど相当な実績を挙げている。が、それ故に得体の知れない様子を見せている。
ナイアル・バーンズ、ドロシー・ハイアット - リベール通信社のジャーナリスト。ナイアルは記者でドロシーは腕利きのカメラマン。リベールで発生した導力停止現象を引き起こした浮遊都市リベル=アークの取材でフューリッツァ賞を受賞している。
レックス、ヴィヴィ - 帝国時報の記者。両名ともトールズ士官学院の卒業生で、Ⅶ組の協力者。レックスは在学時に起きたエレボニア内戦時よりフリーランスで撮影の実績があり、卒業後にラジオ局に就職した同期生のムンクと共に大戦で協力した。
ディンゴ・ブラッド - カルバード共和国のジャーナリストで、面識を持っている。ただし、この面々では唯一の殉職者となってしまった。