概要
リメイク版cv:甲斐田裕子
オペレーター(通信技師)。船内では唯一の女性。ヒューイの元恋人で、今はカークと愛し合っている。思い込みが激しく感情的な部分もあるが、それどころかカトゥーからは最近彼女の事が理解できないと語られている。
ヒューイの煮え切らない性格に嫌気が差してカークの様なはっきりとしたタイプと付き合う事にしたと思われるが、それにしてもヒューイとカークは正反対の性格であり、そのような行動の舵を切れてしまうあたりに心の内面は不安定であることが窺える。のちにそうした不安定な部分は、カークが死亡してから一気に噴出し、まるで生きているかのように振舞うという不気味な一面に発展してしまう。
レイチェル・ヒューイ・カークという三角関係を持った人物を同じ宇宙船に配属したこの人事には著しい問題があり、「この会社のやりかたは人間らしくない」と評された通りである。ましてOD-10にこの人間関係は理解できないものとして扱われ、船内乗っ取りのトリガーはここで引かれた可能背が考えられる。
また、カークを騙った黒幕のメールを見て、宇宙服を着ずにエアロックを開けようとするなど、パニックになると周りが見えなくなるという危うさを持っている
リメイク版
カークの事故が発生して医療室に向かう前にエアロックに向かうと、レイチェルの宇宙服が棚から外されているのが確認できる。
ただし、落ちているのが棚の側であることから、レイチェルが宇宙服を着ようとする最中にヒューイがエアロックを開け、カークを運ぶカトゥーを船内に入れたと推測される(オリジナル版ではカトゥーの宇宙服は棚に収められていたが、緊急時に悠長に宇宙服を片付けるのは不自然であったためかエアロックの扉前に脱ぎ捨てられている)。
カーク死亡後に、カトゥーから「レイチェルのそばにいてやってくれ」と頼まれた時に彼女の自室に訪れると、パソコンには家族に宛てた書きかけのメールが確認できる(内容を見ると、地球に到着したら家族にカークの事を紹介するつもりだった模様)。
写真立てにはカークと一緒に写った画像を飾っており、カークの自室にも同じものが飾られている。
棚には赤いリボンで飾ったくまのぬいぐるみが置いてある。
この事から、彼女も元々は心の優しい普通の女性だった事が窺い知れる。
なお、レイチェルの奇行が始まった後で彼女の部屋の写真立てやパソコン、棚を調べると、身の毛がよだつレベルの描写がある。
余談
本作で語り草になっている女性キャラクターといえば中世編のアリシアが挙げられるが、シナリオを引っ掻き回す役どころとしては彼女もかなりのもの。作中描写の表面的な部分を見る限り、異性に対して受け身かつ基準が高いほか、自分が絡んだ揉め事に対して何もしていなかった。逆に言えば終始受け身だったからこそ大切な場面でいらんことをして舞台を究極の破滅に追い込まずに済んだともいえるが。アリシアがいなければ悪女候補扱いはされていたかもしれない。
カトゥーが伍長を疑ったあとベヒーモスの襲来でキューブと離ればなれになった後に怪我の進行を抑えるためにレイチェルが連れていかれていたコールドスリープルームへ向かうとキューブにそっくりなロボットを見かけるシーンとカプセルの電源が切られて死亡している様子が見られるが…他のキャラと異なりこれは必須イベントではない。
しかもイベントフラグ進行の仕方によってはベヒーモスに邪魔されたり謎のロボットを追いかけることが優先されがちでこのイベントを見る余裕がない。
そのため伍長の台詞やEDの乗員の生死一覧でいつの間にか死んでいると思ったプレイヤーもしばしば見られた。
リメイク版でも必須イベントではなくベヒーモスの横を通った回避が出来なくなったためさらに確認しづらくなってしまった…しかしカトゥーの部屋へ付いたときのイベントでダース伍長が声付きでレイチェルのことを話すため文字の見逃しでEDまで死に気付かないプレイヤーは減ったはすである。
コールドスリープルームのイベントを見たい場合は先に1階倉庫のベヒーモス遭遇イベントと3階のトラップイベントを見た後に上のエレベータで2階へ戻ると見やすいだろう。
この一連の事件を通してキューブは人の「死」を学習したのか、カプセルの中で動かなくなったレイチェルを確認した際の電子音はどこか悲しそうである…。
関連イラスト
関連タグ
淀君:同作の声優繋がり。
アニー(ライブアライブ):同作の西部編ヒロイン。こちらはアリシアやレイチェルとは逆にごろつき達から街を守るために非力な一般人なりにヒーローたちに積極的に協力することを申し出、事態の打開に貢献した。
ローザ・ファレル:声優、時田プロデュースのスクエニRPG、三角関係繋がり。