アビー(PUIPUIモルカー)
あびー
概要
頭上の毛がツンツンと立っているモルカーで、両サイドに初心者マークを付けている。
他のモルカーに比べてプライドが高いが時折心優しい一面を見せることもある。
シロモと色合いが似ているが若干こちらの方が黄色がかっている。
よく間違われるが、アビーの毛色は前方がクリーム色、頭頂部と後部が白色である。
アビーのドライバーは、全メインモルカー中最多の3人。
- 第3話に登場した、白い水玉模様の黄色いエプロンを付けている「おかあさん」
- 第5話に登場した、「5」のゼッケンを付けている「レーサー」(左のイラスト)
- 第10話に登場した、登場した赤いバンダナをした「オタク」(右のイラスト)
この3人は家族らしい(リプライ参照)。
オタクがドライバーと判明したのは2021年8月になってからで、それまではネット上では、
・主婦とオタクは家族(さらに夫婦、親子、姉弟で考えが分かれる)
・主婦は3話の後にアビーを手放し、次のドライバーになったのがオタク
等の説や、レーサーについては、
・レーサーとオタクは同一人物
・レーサーとオタクは家族
・レーサーはレース時に担当になっただけ(ロケットについては記念に貰ったのか、元々オタクの私物)
等の説が出ており、色々考察されていた。
なお、見里朝希監督が再放送の終了記念として自身のTwitterに投稿したイラストではそれぞれのモルカーがドライバーとセットで描かれているが、アビーのドライバーで描かれているのはおかあさんとオタクの2名のみである。アビーはロケットで飛行しているが、レーサーが搭乗しているかは不明。
2022年10月17日のツイートにて、レーサーは「おとうさん」だと判明した(参照)。
第3話でアビーの車内に居たネコを演じた茶虎猫の名前は「チャッピー」。
各話の活躍
第3話では主人公。ネコ(チャッピー)が車内にいることを知り、パニックを起こすが、夏の炎天下で上昇する車内温度を見て、苦手なネコを熱中症から助けようと行動を起こした。
レストランのパフェを見て、レストランに停車していたポテト、シロモ、チョコ、テディ、チョコミントと共に店内へ入り、コールドドリンクディスペンサーに自らぶつかってネコを救出した。
第5話では赤いロケットエンジンを二つ付けていたが、それらが機能しなかったため、スタートダッシュに失敗する。レーサーが直そうとロケットエンジンを叩いていると暴発し、そのうちの一つがニンジンの保管所に墜落した。追いつくものの、散らばっていたニンジンを食べようとしてチョコと取り合いになるが負けてしまう。
ニンジンを食べられず、泣きながらトボトボと1着でゴールし、優勝賞品の野菜が沢山入ったトロフィーを受け取り喜ぶが、物欲しそうにゴール目前で立っている4台を見て、トロフィーに入っていた野菜を山分けして一緒に食べた。
第10話ではヒーローに憧れを抱き、体力作りなどの猛特訓を重ねていた。
そして初心者マークが外され、念願のヒーローな外装になれる……と思っていたら施されたのはアニメのキャラクター・魔法天使もるみのイラストであった。
自分が思っていた物と違う物になってショックを受け、そのまま外出した際には周囲の視線すら自らを嘲笑う蔑みの念があると思い込んでしまい路地裏で涙を流していた所、木から降りられないネコの姿を目撃する。パトモルカーや救急モルカーが出動するほどの事態の中、アビーは苦手な存在であるネコを助けたいという気持ちを募らせる。
身体に施されたもるみのイラストが意思を持ったかのように動き出し、アビーを魔法天使の姿に変身させ、間一髪の所で猫を助けた。
周囲は彼の勇気ある行動を褒め称え、アニメショップで買い物をしていたオタクも頭を撫でたのであった。
そう……ヒーローになるために必要なのは見た目のかっこよさなどではなく、誰かを助けたいと思える心なのだから。
DS編
第1話ではオタクが購入したロケットを装備し、とことこ道路を歩いていた。
しかし、たまたま通りすがったローズが「あの時の魔法天使モルカーさん!?」と気付いて急接近し、追い回されてしまう。
更にたまたまポテトが蹴り飛ばしていた空き缶に躓いてクルリと一回転し、それによってロケットが暴発してしまい、ビル群倒壊の一因を作ってしまう事に。
そして、その場に居合わせていたモルカー達共々ドライビングスクールに送られてしまうのであった。
第4話ではオタクが投げつけたゲーム機の影響で、VRシミュレーションの中にもるみが入り込み、ペーターと共に再び魔法天使に変身した。
余談
名前の由来は、アビシニアンモルモットの通称“アビー(Aby)”と思われる。
モルモットの中では比較的長い体毛を持ち、頭頂部にクレストと呼ばれる冠毛があるのが特徴。
アビーの頭上の毛が立っているのはそれが元になっているものと思われる。
第1期第10話の降りられなくなったネコを見守る取り巻きの中にポテトとテディがいるが、彼らはそれぞれ第1話と第8話で他者を助けるための行動を起こしているという共通点がある。
初期案では、現行案と比べて毛並みがより逆立っておりツートンに色分けがなされている。