CV:杉山佳寿子 (1981年版)/悠木碧(2022年版)/成田紗矢香(パチスロ版)
概要
うる星やつらのキャラクターで、鬼族の星の男の子。一本角。
名の呼ばれ方は登場人物によって違っており、親しい人は「テンちゃん」、身内でも目上の人は「テン」、主に彼のイタズラの被害に遭う友引高校男子は「ジャリテン」と呼ぶ。
髪色は1981年版ではラムとほぼ同じ青緑系だったが、2022年版では黄緑寄りの配色になっている。
一人称は媒体で異なり、原作では女性に対して「僕」、男性に対して「俺」と使い分けるが、アニメでは相手に関係なく基本「ワイ」であり、「ボク」は猫を被る時だけ使用する。
ラムとは従弟にあたる関係。
郵便で地球にいるラム(の棲み込み先の諸星宅)の元にやってきた。以後ラムと一緒に暮らしているが、あたるとはそりが合わず、家の中で殴り合いの喧嘩をして勝敗を決めるのが日課になっている。面堂ら2年4組男子にも生意気で仲が悪い。
大きく息を吸い込んで火を吹く能力を持つ。頭を叩かれると反射的に火を吹いてしまうので、主にあたるから火炎放射器扱いされる。武器として装備品にされた事も。
ラムと同じく空中飛行可能。しかしそのスピードは亀よりも遅い。毎度これをネタにからかわれるためコンプレックスに感じており、速く飛ぶ事を夢見ている。高速飛行が必要な場合はアヒルを模したおまる型の小型飛行艇を使用する。
可愛がられるのが分かっているので、女性の前では可愛らしい幼児を演じている。素の性格はキツい関西弁での口の悪さが目立つ大のイタズラと女好き。
空を飛んでいるとき、「世界中の姉ちゃんは俺のもんじゃぁ」と叫んでいるのをラムに聞かれて頭をはたかれたうえ、「なにダーリン(あたる)みたいなこと言ってるっちゃ」「最近ダーリン(あたる)に似てきたから気をつけるっちゃ」と言われてショックを受けたことがある。
穿いている虎柄の服は、オムツではないらしい。
幼児ながら買い物は一通りでき、ラムやあたるのために1人宇宙までおつかいに行くこともあり、そのついでに宇宙で買ったおもちゃやお菓子を地球に持ち込むが、それが度々トラブルの種になりがち。
特にキャラメルは地球の生命体には栄養過多すぎて与えた生物を超巨大化させている。
仕事で常に出張中の母親が居る。その職業はなんと火消し。
気さくで豪快、しかし放火魔は一切許せず徹底的に追い詰める。
テンは生まれた頃から彼女に対してその武勇伝の語り方と自分の放火能力的に畏怖を感じているため、彼女の前では良い子でなくてはならないという強迫観念を持っている。
ただし、それでも年相応に母に甘えたい/一緒にいたい気持ちは持っており、母の日にプレゼント探しに夢中になる余り、帰られてしまった際には涙を浮かべていた。
アニメ版第1作目では放送初期の第3話からレギュラーキャラとして登場しており、原作より頻繁に登場する。
2022年版では原作同様、「年賀状と一緒に届く」設定を踏襲するため、新年明けた第二クールからの登場が予定されている。