CV:松風雅也
概要
3話より初登場。暗躍する戦闘民族『テオティ』のひとり。不動明王の如き赤褐色の肌と憤怒相の姿が特徴。同士であるワダツミをおネエ言葉で小馬鹿にからかいながら巨大怪物体を額の『テオティコード』を地面に打ち付け発生。影から操るも、新幹線超進化研究所の保有するシンカリオンZとは積極的に戦わず、日本各地に点在するオーパーツ『クサビ石』の破壊と破壊神『アラバキ』復活を目的とする。現にワダツミが怪物体を繰り出す最中に足止めの陽動として利用。遠方の九州・大宰府の封印場所へ赴いている。
「顔は命」だと豪語し、ワダツミに化けたネギマシダルマの素体である狸の『刑部』に顔に無数のひっかき傷を付けられた再は激しく取り乱していた。
表面上は王位継承者であるカンナギに従ってはいるが、馬車馬の様に動くことを嫌い、最終的には自らが取って変わろうとする野心を持つ。アラバキは自分達で制御可能とソウギョクを前に楽観論を展開するも、カンナギからはアブトを通して釘を刺された。
本拠地の小惑星『ユゴスピア』に帰還し、余命幾ばくの無い王から活躍次第で継承者に成れると聞かされ、自らZ・E5、Z・ドクターイエローと対峙。ワダツミ同様に戦闘形態と化したが、その容姿はサイケデリックな『ガマガエル』そのもの(本人もこの姿を好んでいない)。粘着性物質で出玉にとるが、『超Z合体』の特訓の成果により右腕を失い撤退。再起の執念を見せるが、カンナギから「手傷を負っては今後の作戦展開が望めない」と判断され、後身の育成を強制的に言い渡された。
その後、アストレアやカンナギの目を盗み、王を殺害。継承の証である王の力を奪い取り身体が更に巨体となり失われた右腕も復活。おネエ言葉では無くなり一人称も『俺様』となったが、詰めの甘さは変わらず、主無きヴァルドルを利用してもシンカリオンZを撃破出来ずに終わっている為にカンナギからは放置されたが、アブトが超進化研究所へと戻り、その隙に残りの『クサビ石』を複数の『デアボル』で同時に破壊させ、封印を完全に解き、富士の樹海でカンナギに服従か手駒になるかを迫りトレランティアを浴びせるも、その好機を逃さず王の力ごと奪還され、肉体のみならず性格と口調も戻ってしまう。
暴走する巨大カンナギはカマルス達に押さえられながらダークシンカリオンアブソリュートのグランクロスを浴び呪縛を解かれるが、中核を拠点に分身体が集結し完全復活。
その巨体の上に立ち、「コイツはもう、誰にも止められない。
地上の全てを喰らい尽くさせてから、この星はアタシが貰うわ!!****フッハッハッハッハッハッハ!フッハッハッハッ···」
と高笑いをあげつつ意気揚々と宣言するが、見事この発言で死亡フラグが立ち、そのアラバキに頭からまるごと呑み込まれる形で即回収。
そうして「いやぁぁぁぁ~!」と情けない断末魔をあげながら、マグマのような胃液に溶かされる形であっけなく退場した。
たとえしぶとく生き延びたとしても、戦う力は最早残されておらず、一族からは白眼視され、帰る場所すら無いまま行き倒れるものと推測される。