概要
スマートフォンアプリゲーム「勝利の女神:NIKKE」の主人公及び、職業のこと。
主人公として
いわゆるプレイヤーの分身。
士官学校を卒業したばかりの男性であること以外は謎に包まれている。
本人も過去の記憶を失っており、士官学校以前の経歴すら不明であるが、長期間病院に入院していたことは確かである。
自らの部隊「カウンターズ」を指揮している。まれに他の部隊と合同作戦を行うこともある。
軍国主義の蔓延るハードな世界観のメガニケにおいては、常識人の部類にあたる。ニケを「兵器」としてではなく「人間」「仲間」として対等に接しており、ラピなどのニケも変わった指揮官と思いつつも忠誠を誓っている。その一方、彼のニケに対する思考に拒否感を示すニケや人間もいる。
グラマラスな体形や服装をしていることが多いニケ達に対して性的な興味は示さず、冷静に応対している。また、ニケ側からアプローチされても受け流すなど、清らかな精神を持っている。
なお、各ニケの面談やエピソードでは、彼女達を口説いているかのようなセリフを言うことがあるが、天然なのか意図的なのかは不明。
ドラ○ンボールやガン○ムなど、日本のアニメや漫画などのサブカルチャーにも精通しており、割りと俗っぽい所もある(一部のニケの中にもこれらのネタに精通している者がいる)。
エクシアのレアドロップ周回に一日中付き合ったりと、ゲーマーな一面も。
ノイズとのエピソードでは、手違いでアイドルに関する知識を身に付けてしまった。
その容姿について、ルピーからは「イケメン」「かっこいいルックスにモデル体型」、ノイズからも「顔もいいし体もいい」と評されている。ラプンツェルからは「筋肉質なブラザー」と一方的に好意を寄せられるなど、概ねニケ達からは好印象を抱かれている。
イベントシーンのイラスト等でも少しだけ姿が映るが、筋肉質で肩幅のあるガッチリとした体格をしている。
ストーリーでは、敵味方双方の様々な勢力の思惑に翻弄されていくことになるものの、決して敵対する相手には屈しない強い意志を持っている。そして、相手に服従する振りをしたり、あえて妥協案を飲んだり、逆に相手を出し抜いてやったりと、場の空気を読んで巧く立ち回ることも得意である。だが、その優しくて芯の強い性格が災いして、凄まじい怪我を負うなど、散々な目に遭うことが多々ある。
「貴重な血」アンダーソンとの関係(13章に関するネタバレ)
※以下、スクロールした先にネタバレがあります。
主人公の血液型はアーク内に殆ど存在しない「非常に貴重な血液型」であることが、主人公の直属の上司にあたる副司令官アンダーソンから語られている。血を奪うために命を狙われる恐れもあることから、如何なるデータベースにも記録されない「重要機密」に指定されている。
13章の間幕でアンダーソンは、ラプチャーとの戦闘で重傷を負った主人公のために輸血を願い出た際に、同じ血液型を持つことを明かし、「偶然だと思うか?」など血縁関係を想起させる意味深な発言を残している。ただし、主人公とは、父親や兄などの親族関係にあるわけではない。
職業として
アーク内における世間一般の認識では、「士官学校で正規教育を受けたエリート」「ニケと共に地上奪還に挑む英雄」と知られているが実態は全く異なる。
その実態はドス黒いブラック企業も真っ青な職業であり、数百倍の競争率を突破して入った士官学校の正規教育は一年未満、しかも内容は精神的なものばかりのため、ニケの指揮もままならずに死んでいくのが大半。
仮に生き延びても「任務に失敗すれば給料はゼロ」であり、時給週休月給年俸の概念が全く無いのが実情。
要するに傭兵と何ら変わらない過酷な人生を送ることになる。
基本的に指揮官は私生活でもニケを管理しており、作中主人公はラピ達カウンターズと同居しているが、アニスとネオンが育ち盛りな性格なのもあり困窮した日々を送っている。
指揮官の中にはニケと行動を共にするにつれて情に駆られるケースがあり、現実と葛藤した末に自決することも珍しくない。
中には、金や物に目がくらんで私利私欲に走ったり、部下のニケに対してセクハラを行ったり、自分勝手な理由で処分(殺害)したりするなど、倫理観が崩壊している指揮官も存在。
その一方で、部下のニケに反乱を起こされ、殺害されてしまった指揮官もいる(指揮官に刃向かったニケはイレギュラー扱いされて処分対象となる)。