概要
幽霊型の魔物を中心に構成された強奪集団「幽霊騎士団(ゴーストナイツ)」の団長で、巨大なスモークのような外見をしているが、戦いでは巨大な黒い甲冑を身に纏い、剣と盾を持ち戦場の赴く。また右腕に鎖付きの鉄球が仕込まれている。
各地の戦場を彷徨い、煙のように湧いて悪逆を繰り返しては消え、近年度々噂になっていた。
実は戦場の怨念の集合体で、戦いへの妄執そのもの。戦死した人間達から生まれたような描写が成されている。
秘法によりハドラーが石化した魔王軍が足踏みしている間にアバンを始末し、一団の知名度を上げようと目論んでおり、アバンと一戦交えた部下フューレと合流。
海波斬を喰らい、その驚異を身を持って知ったフューレの忠告を受けるも、かつて自身達を制する事の出来た人間はいないとしてアバンの元に攻め入る。
アバンから「お前達のような野心に憑かれた悪霊等にこの命はやらん」と言われると魔族や竜だけでなく、人間の分際で悪霊を侮辱されたと激昂し、全軍突撃をかける。
しかしアバンの空裂斬で仲間の根源を断ち切れるのを目の当たりにして驚愕する。
更にマトリフのメドローアを喰らって左腕を消失し、アバンから「これ以上の戦いは無意味だから撤退しろ」と言い渡されるも、戦い=自らの存在価値である彼はアバンに特攻。そのままアバンストラッシュで倒されたかのように見えた。
しかし生き残りの仲間全員を吸収し、使える鎧の破片を集めて復活。その姿は自身の左腕と鉄球、さまようよろいの頭部と右上腕と下腹部と右脚、よろいのきしの上半身と左脚を一纏めにしたもの。
アバンから受けたダメージで死は避けられなくなったが、彼を道連れにすべく再び襲いかかった。