釜爺
かまじい
スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』の登場キャラクター。
概要
釜爺は、スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクター。
CV.菅原文太
「ワシゃあ、釜爺だ。風呂釜にこき使われとるじじいだ」
「グッドラック!」
「いいなあ、愛の力だなあ…」
物語の舞台となる湯屋「油屋」の最下層にあるボイラー室に住む老人。
ハゲ頭に濃い口ひげ、黒の丸いサングラスをかけており、6本の自在に伸びる腕を持つ。
石炭を運ぶススワタリ達を使役して風呂釜の火を管理し、六本腕を駆使して薬湯の素となる薬草を調合する仕事を受け持っている。
油屋に迷い込んだ主人公の千尋との初対面では、ススワタリの仕事にちょっかいを出した千尋に対し「手ぇ出すならしまいまでやれ!」「気まぐれに手ぇ出して、人の仕事を取っちゃならねえ」と仕事に対する毅然とした態度も見せたが、人間を見て狼狽するリンに対して「ワシの孫だ」と千尋をかばい、湯婆婆のもとへ案内するよう頼んだ。
その後も疲れ果ててボイラー室で眠ってしまった千尋に布団をかけてやったり、傷ついたハクに応急処置を施したり、銭婆のもとへ向かう千尋に海原電鉄の乗車券を譲ったりと、数々の場面で千尋を手助けした。
年長者として、千尋に優しさとしつけの両方の態度で当たり、甘ったれていた千尋の成長にリンと並んで大きな役割を果たした脇役である。