※メイン画像の内側にいる方である。
データ
概要
生い立ち
母は英国産。アイルランドで繋養されていたが社台ファームに輸入され、本馬は通算6番仔。半姉にG1・2勝のケマー(第1仔・父デインヒルダンサー)がいる。
1歳時のセレクトセールで1億7000万円で廣崎利洋HDに購入され、生まれ故郷社台ファームの吉田照哉代表との共同所有とした(共同所有のため「モア」がついている)。
2-3歳時
6月26日の東京5R新馬戦でデビュー、
単勝1倍台の1番人気に支持されるもジオグリフの3着に敗れる。2戦目で未勝利戦を勝ち上がり、10月のアイビーSではドウデュースと0.1秒差の3着に入線し1年目を終える。
3歳は自己条件から始動し、鞍上を戸崎圭太から田辺裕信に乗り替え1勝クラスを勝利する。
次走の弥生賞ディープインパクト記念ではドウデュースと再び対戦し、クビ差先着で重賞初勝利を収める。
皐月賞はハナを切って逃げる形となり5着に敗れる。次走の日本ダービーでは終始2番手につけ、持ち前のスタミナと長く使える脚で3着に粘り入線した。
一夏を越し、秋はセントライト記念から始動する。再び1番人気に支持されたが、残り100mでガイアフォースに差され、ハナ差の2着に敗れる。
迎えた1ヵ月後の菊花賞、65年ぶりのクラシック馬不在となるレースで2番人気に支持された。
序盤でセイウンハーデスが大逃げを打つとその2番手につける形でレースを進めていく。
3コーナーで仕掛け、4コーナーで先頭に立つとそのまま逃げる形に持ち込み、後方で脚を貯めていたボルドグフーシュ、ジャスティンパレスに迫られながらもゴール板を通過。
写真判定の結果、ボルドグフーシュとハナ差数センチの先着で悲願のG1タイトルを獲得した。
タイムは3:02:04とナリタトップロードのコースレコードを0.1秒更新し、ディープインパクト産駒は歴代最多の菊花賞5勝目となった。
田辺裕信騎手は自身初のクラシック競走制覇を果たし、田村調教師も初のクラシックタイトルを獲得した。
関連記事
ディープインパクト:同世代ではキラーアビリティに次ぐ2頭目のGⅠ馬となる。
- 2022年クラシック世代(22世代)のクラシック三冠競走勝利馬
・ジオグリフ:皐月賞馬。新馬戦、皐月賞で負けるが、日本ダービー・菊花賞では先着,2勝2敗
・ドウデュース:日本ダービー馬。弥生賞で勝つも、アイビーS、皐月賞、日本ダービーで先着されており、1勝3敗と負け越している。