CV:池田鉄洋
概要
ローズマリーの古い知人であるらしき人物。
第35話及び第41話でローズマリーの兄弟子であり、フェンネルの弟弟子であることが判明した。
その名前が初めて出てきたのは第14話。モットウバウゾーとの戦いの最中に突如現れた謎の戦士ブラックペッパーを見たローズマリーが「シナモンに似てる」と感想を漏らしたのが初出である。
ローズマリーの回想で判明している外見はブラックペッパーと同じ衣装を纏った銀色長髪の男性であり、約20年前の時点で現代のプリキュアたちよりひとまわりは年上。
第38話で師匠のジンジャーが語るところによると、スペシャルデリシャストーンを修理できる技術を持っているようである。
動向
第19話の描写から、元々はクッキングダムのクックファイターであったことが判明しているが、少なくともローズマリーは何年も彼の姿を見ていないようなのでため、現状では行方知れずになっているようだ。
同話でのローズマリーの発言によると、数年以上前にクッキングダムからレシピボンが盗まれたことがあり、結果的にはすぐに発見されてことなきを得たのだが、この時の犯人がシナモンだと疑惑を持たれていた事も語られている。
一方、元ジェントルーであったあまねは「その時にレシピボンを盗もうとしたのは昔のブンドル団だったと聞かされている」と言及している。
このことが、シナモンがブンドル団の一員だったことを示しているのか、それとも無実の罪を被らされたのかについては第42話まで不明だった。
OPのクッキングダム勢が集合しているシーンに黒いローブの人物がいるのだが、第20話のOP修正からはブラックペッパーに似た衣装を纏った銀髪の後ろ姿に差し替えられており、この人物がシナモンであると思われる。
その名前からして、正体はこの人なのではないかと視聴者の間では推測されており、第22話では息子から「『シナモン』がもし父さんのことだったら…」とそれを示唆する発言がなされている。
第29話では、ローズマリーは彼は冤罪を被らされているのではないかと発言する一方で、フェンネルは彼の名前は聞きたくないと発言していた。フェンネルとシナモンの間に一体何があったのだろうか…
第38話での事件当時のジンジャーは、シナモンが犯人とされたレシピボン盗難事件はシナモンを貶めることが目的であり、それによってクッキングダム内に潜む黒幕が何かを手に入れようとしたと見ていた。しかしシナモンが犯人であることを示す証拠が用意周到に準備されており、反論は不可能であったとのこと。ジンジャー自身はシナモンは悪に走る男じゃにゃいとシナモンに強い信頼を寄せていた。
そして第39話の終盤で、遂に大方の予想通り品田門平がシナモンその人であったことが明かされた。第40話のテロップはシナモン(品田門平)であった。
余談
名前の由来はクスノキ科の常緑樹。また、その樹皮から作られる香辛料のシナモンだと思われる。
同僚と思われるローズマリー、フェンネルも同じく香辛料(およびその原料となる植物)に由来する。
また、正体である品田門平の名前を略すと、品門(シナモン)となる。
関連タグ
デリシャスパーティ♡プリキュア ブラックペッパー(プリキュア)
41話以降ネタバレ注意
心・技・体すべての能力においてジンジャーの弟子の中で最も高くかつ強い癒しの力をもち(息子の拓海も受け継いだようである)、本来ならシナモンこそジンジャーの正統後継者であり、師匠の二つのスペシャルデリシャストーンが付いたブローチを受け継ぐはずだったが、そのことに嫉妬し自分が得て然るべきものを奪われたと感じた兄弟子のフェンネル=ゴーダッツにレシピボン盗難事件の濡れ衣を着せられた。
フェンネルのシナモンの名前を聞きたくないという発言は、その嫉妬心と強欲さに端を発する完全な私怨である。
シナモンが追放され、ジンジャーも亡くなった後、二つのスペシャルデリシャストーンを継承の儀式が行われたが、そのストーンはクッキング王によって分割されて半分がローズマリーの手に渡ることになった。フェンネルはこれにも不満を抱き、ゴーダッツとして世界を手に入れる野心を募らせていく。
- フェンネルは師匠のブローチを分けられた事に不満を抱いていたが、二つのスペシャルデリシャストーンを授与される予定であったシナモンに国宝であるレシピボン盗難の罪を被せたため、真相を知らずとも「力を独占させること」にクッキング王が深慮するのは自然なことであろう。
自身及び味方の回復が特徴だが、攻撃・防御・サポート及び先述の回復と全てを高い次元でこなす器用万能型。
上記の経歴は伊達ではなく、約20年のブランクにもかかわらずスペシャルデリシャストーンの力を取り戻したローズマリーさえ凌ぐ戦闘力を持ち、フェンネル=ゴーダッツに2発攻撃を打ち込み、スペシャルデリシャストーンの1つを一時的に使用不能にして撤退に追い込んでいる。
なお第42話の回想ではジンジャーのもとで修業していた時代には一般クックファイターと同じ制服であったことが判明した。ブラックペッパーへ受け継がれた白い服装は弟子を卒業してから着るようになったようである。
第45話にてクッキング王は彼に冤罪の件を詫び、公式にシナモンの名誉は回復された。そして(悪用出来ぬよう力を押さえられたものだが)ジンジャーの二つのスペシャルデリシャストーンはローズマリーと分け合い継承され、青いスペシャルデリシャストーンがシナモンの物となった。