概要
直訳すると「ローグみたいなゲーム」。
ダンジョン探索型のRPG『rogue』の特徴を踏襲したゲームの事。
日本ではチュンソフトが製作している不思議のダンジョンシリーズが有名。
近年では難易度低めのローグライクを「ローグライ“ト”」と呼ぶこともある。
単純にアイテムが枯渇したり、強敵に負けたり、多数の敵に囲まれて袋叩きに会ったりといった一般的なRPGの負け方以外にも、アイテム運が悪い、罠にハマる、いきなり詰みの状況から開始、『よりにもよって』という悪運コンボ等々、努力でどうにもならない理不尽な状態に陥ることも多々あり、アイテムやレベルの引継ぎが出来ないために運が絡む「安定したプレイが保障されない」部分が人を選ぶジャンルでもある。
一方で、常に毎回新しい状況から始められる、何回プレイしても同じ状況がほぼ起こらないといった新鮮さ、そして何より繰り返しプレイする事によるプレイヤーの経験値の蓄積がダイレクトに反映されるゲームシステムが人を病み付きにさせる、一度ハマるとトコトンハマって夢中になるジャンルでもある。
「ちょっとプレイしよう」と思って起動したのに、気が付いたら日が暮れていた、なんてプレイヤーは大勢いる事だろう。
主な特徴
ランダム生成ダンジョン
毎回もぐるたびに違うダンジョンが生成される。基本的に前の階には戻れず、目的階層までは一方通行である。
ターン制の戦闘システム
PCと交互に行動し、行動しない限りは時間経過は無い。
死亡等によるリセット
死亡等により持ち物やレベル等がリセットされる。
ただし不思議のダンジョン系だと倉庫に預けた持ち物はリセットされない。
空腹度の採用
移動、アイテムの使用等の行動により空腹度が減っていく為、なんらかの食料を必要とする。
ただしモンスターゲートでは食料の概念は無い。
不確定なアイテム
ダンジョン内に落ちている「使ってみるまで効果がわからない」「装備しないとわからない」ものが多く、回復アイテムなら問題ないが毒等のバッドステータスを与えるアイテムだと途端に罠になる。
名称も曖昧なものが仮のアイテム名で表示されている上に、次に拾った時に効果が一致するとは限らない。
罠の数々
当然ダンジョン故に罠も仕掛けられている。ダメージを受けるだけではなく、装備に呪いがかかる・装備やアイテムが使い物にならなくなる…といった罠も多い。罠に引っかかるまで表示されないが、武器を一見何もない場所で振るとそこに罠があると事前に目視できるシステムもある。
目的
基本的には一定階層にあるアイテムを発見してから今度は折り返しでダンジョンの外を目指すというシチュエーションが多い。また、条件を満たすともっと深い階層まで潜っていくクエストのダンジョンが出てくる作品もある。ダンジョンに入る前に装備を整えて入る事のできる作品には「持ち込みが規制されるルール」が付加されたダンジョンもあったりする。
該当作品
不思議のダンジョンシリーズ
- トルネコの大冒険シリーズ
- 風来のシレンシリーズ
- チョコボの不思議なダンジョンシリーズ※
- ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン
- ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
- ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン
- 世界樹と不思議のダンジョンシリーズ
不思議のダンジョン以外
- ドラマチックダンジョン サクラ大戦 〜君あるがため〜
- プリンセスメモリー
- わくわくぷよぷよダンジョン
- トレジャーギア
- 降魔霊符伝イヅナ
- モンスターゲート、エターナルナイツシリーズ
- だんえたシリーズ
- バロック
- クムドールの塔シリーズ(Flashゲーム)
- 絶対ヒーロー改造計画
- 魔界転生
- バクマツ☆維新伝
- 片道勇者
- ファイナルファンタジーX-2 ラストミッション
- ゆらぎ荘の幽奈さん 湯けむり迷宮
- ボイド・テラリウム
- クリプト・オブ・ネクロダンサー
- エクスケーブ
- 対魔忍GOGO!