ナンバーマン
なんばーまん
概要
CV:うえだゆうじ
スーパーコンピューター並みの高い演算能力を持ち、オペレーターである闇太郎が持つ大量のバトルチップのデータを管理する役割を担う。
基本的に丁寧な物言いで性格は真面目。
戦闘向きではないため、ウイルスと戦う時に尻込みしそうになることも。
反面、演算能力はかなりのもので、エグゼ5チームオブカーネルではブレイン担当としてネビュラの強固なセキュリティ扉を難なく解除してみせたり、リベレートミッションでは前方2×3マスという広範囲のパネルを解析して戦わずにアイテムの入手とトラップの解除を同時に行う「ナンバーチェック」が使えるなど、戦闘以外の部分でその実力を発揮する。
ナビマークは直角三角形を模したものになっており、頭頂部に付いている。
初登場時は闇太郎と共にWWWに所属しており、ワイリーの演説を校内に流して教師や生徒達を洗脳しようとしたが、熱斗とロックマンに阻止される。敗北後は闇太郎と共に改心してWWWを脱退し、彼の開いたチップショップ「ヒグレヤ」の看板ナビとして働いている。
戦闘では『サイコロボム』や『ナンバーボール』、定規型のブーメラン『ナンバールーラー』、アニメでは麻雀の点棒の形をしたソードのような武器『ナンバーテンボー』といった具合に数字にちなんだ攻撃方法で戦う。カウントボムも使用する。
エグゼ1ではエリア後方の真ん中から動かないため攻撃が当たりやすいが、エグゼ4からは別のマスにワープ移動するため、攻撃が当たりにくくなった。
作品によって闇太郎に対する呼び方が安定せず、1では「日暮さん」、3や4では「日暮サマ」、5やアニメ版では「闇太郎」となっている。
アニメ版では闇太郎共々WWWに所属しておらず、レアチップ目当てに賭け試合をしていた。大園まりこにWWWのナビと疑われた時に、「私はそんな品のない組織のナビなんかではない!」と大声で怒鳴った。
学校のセキュリティを乗っ取って綾小路やいとのレアチップを狙い、セキュリティシステムを利用して横槍するロックマンを阻む。しかし、ロールの解析と熱斗がパスワードの数字を見つけ出した事でセキュリティが解除され、ロックマンに追い詰められて降参する。
その後改心し、ゲーム版同様にヒグレヤの看板ナビとなり、後にインターネットシティのヒグレヤの店主となる。戦闘能力は上記の通りだが、闇太郎がレアチップを使いたがらず安物チップしか使わないため、輪に掛けていいところがない。
しかし、初登場ではサイコロの出目の悪さを数で補い、ドリームオーラを纏ったグライドを追い詰めており、N1グランプリ開催当日で暴走した際は、闇太郎から無傷で捕らえるようにと無茶振りされた事もあるが、ロックマン達を薙ぎ払う力を発揮した(流石にネットエージェントのナビには手も足も出なかったが)。
レアチップ狩りの際にインビジブル3で相手の強力な攻撃を防御しながら相手の能力を解析し、反撃を繰り出す戦法を使っているため、闇太郎の悪い癖がなければそこそこの強さを発揮できると言える。
アニメ版「BEAST」編ではグレイガ軍のゾアノナンバーマンが登場。獣化するロックマンの秘密を探るためにグレイガに派遣される。
本物のナンバーマンとは色合いが少し異なるぐらいしか差異が見つからず、実力も互角。この為、仲間達は本物のナンバーマンごと攻撃する事で獣化を誘い出して本物を見分ける他無かった。隙を見て撤退し、ロックマンの獣化能力はトリルによるものという情報を持ち帰り、グレイガにトリルがシンクロナイザーである事を気付かせるきっかけとなった。
しかし、ファルザー軍のゾアノゲートマンのゲートキャノンで胸部を貫かれた上、シンクロナイザーに関するデータをスキャンされ、電子頭脳を破壊されるというなんともグロテスクな方法でデリートされた。
鷹崎漫画版ではゲーム版同様に闇太郎共々WWWに所属し、学校にワイリーの演説を流して学校を洗脳しようとしていた。
更には、サイコロボムでガッツマンを追い詰め、ロックマンが駆けつけるも彼の目の前でガッツマンをデリートする。
ガッツマンをデリートされた怒りでフルシンクロした熱斗とロックマンに驚き、一刀両断されてデリートされた。
後にWWWに着いて行けず、足を洗った闇太郎と共に再登場。ドリームウイルス戦で消滅したロックマンの捜索を手伝った。
余談だが、アニメは無印の時のみ声にかかっているエコーが強めで、他の人型のしゃべるナビよりも無機質な印象があったが、2期以降はややソレが弱まり、比較的抑揚のあるしゃべり方になっている。
闇太郎と同じ声優なため、よく聞くと分かる。
使用する技
- サイコロボム
ナンバーマンの代名詞と言うべき技。サイコロ型の爆弾を投げつけ、出た目の数に比例したダメージを与える。
起爆前ならばバスターなどで破壊する事ができる。
アニメAXESSでは出目が出なければ爆発しない仕様か、サイコロの角で止まってしまい不発する事もあった。
- ナンバーボール
数字が書かれたボールを並べて飛ばす。
書かれた数字はボールの耐久性を表しており、少ない数字ならバスターで破壊する事ができるが、強化される度に数字と飛んで来るスピードが上がる。
- カウントボム
ハンディーズ系ウイルスやバトルチップのと性能は同じ。
- ナンバールーラー
定規型のブーメランを飛ばす。ロックマン側のエリア最前列で止まった後、高速に動く。止まった時の定規の角度で弾道が変わるらしいが、初見では見切れにくい。
ロックマンエグゼ4で使用する。
- ナンバートラップ
ロックマン側のエリア1マスのどこかに見えないスイッチを仕掛け、踏むと黒板消しが落ちてきたり、カウントボムが仕掛けられたりする。
ロックマンエグゼ5で使用する。
- ナンバーテンボウ
アニメ版で使用した近接武器。
余談
エグゼシリーズではラストダンジョンでメインテーマのアレンジ曲が流れるというのが恒例だが、エグゼ1ではなんと彼の登場する学校の電脳でメインテーマのアレンジが流れる。