心臓

しんぞう

全身に血液を循環させる臓器。

概要

人間や動物の全身に血を送り巡らせるための内臓。

胸の真ん中からやや左寄り、左右の肺の間にある。

生きていくうえで不可欠な内臓だが、案外簡単に機械で置き換えられる。

ヒトや哺乳類の場合は二心房二心室構造であり、それを筋肉が囲んでいる。

・心房……心臓の外を巡って来た血液を受け止める。それからおもむろに心室へ流し込む。

・心室……肺または全身に血液を送り出す。

生き物が死ぬまで休むことなく動き続ける、マッチョでタフな赤いやつ。それが心臓だ。

鼓動のための筋肉は心筋という特殊な筋肉でできている。

ちなみに全身の臓器の中で脳と並んでいちばん酸素を消費している臓器でもある。

・焼肉の「ハツ」は心臓のこと。英語の「heart」が訛ったもの。

・魚の心臓は一心房一心室。つまりハート形をしていない。

・心臓は血液を全身に回すためにある臓器であって、血を貯める臓器ではない。心臓の中にある血液は全身の血の4～5%にすぎない。最も多くの血液を貯めこんでいるのは肝臓で、全身の30%の血を貯蔵している。

デフォルメ色の強い作品等では、ハート型で描画される事も多い。

また、脳ではなくこちらが最終ボスなどの本体という役割を担っている場合もある。