「駒ヶ岳」と呼ばれる山は東日本を中心に多数ある。
比較的高峰で目立つ山が多いが、成因や形態は火山、構造山地、独立峰、連峰など様々で、互いの共通点は薄い。多くは山体が馬の形をしている、雪形に馬の形が出るなどが由来だが、北海道駒ヶ岳のみ山の形と無関係な伝説に由来している。
ちなみに日本で最も高い駒ヶ岳は山梨県の甲斐駒ヶ岳(標高2967m)、最も西にある駒ヶ岳は福井県の若狭駒ヶ岳である。
北海道南西部の渡島半島にある成層火山。標高1131m。渡島富士、蝦夷駒ヶ岳、渡島駒ヶ岳とも呼ばれる。1640年に大噴火し、山体崩壊により、大沼が形成された。また、この時発生した津波は死者700人以上を出す大災害となった。
秋田県東部、岩手県境近くにある二重式火山。活火山で、常時観測火山。最高点は男女岳(女目岳とも書く)で、標高1637m。仙北市に属する。高山植物が豊富。
神奈川県南西部、箱根山の中央火口丘の一つ。標高1350m。富士箱根伊豆国立公園に属する。
新潟県南東部にある山。標高2003m。魚沼駒ヶ岳とも呼ばれる。越後三山只見国定公園に属し、日本百名山にも選ばれている。
山梨・長野県境、赤石山脈北部にある山。標高2967m。黒雲母花崗岩からなる。日本百名山に選ばれている。
長野県の南西部、中央アルプス(木曽山脈)の主峰。標高2956m。中央アルプス県立自然公園に属する。日本百名山に選ばれている。