概要
1991年に発売された記念すべき第1作目。ゲームボーイ用ソフトとして発売された本作は、のちに『スーパーロボット大戦シリーズ』の源流の一つとなる。
『コンパチヒーローシリーズ』の流れを汲み、擬人化されたロボットたちが戦う。そのためパイロットが存在せず、舞台も架空の青い星であるなど、現在知られるものとは趣が大きく異なる。
精神コマンド「特訓」で機体を強化(効果は永続)できたり、敵機体を「説得」して仲間に出来たり
する。撃破された味方機はそのままロストし、基本的にはそのまま二度と復帰する事はない(序盤で撃破された場合には敵として再登場した物を「説得」で再加入させる事は可能)。また、サザビー(説得可能)が複数で登場するなど、色々原作とは異なる点が多い。ちなみに擬人化された機体の人格は、原作のパイロットに準ずる。敵を仲間に出来るため、ザクは勿論、オベリウス等の普段プレイアブル機体にはならないゲッターやマジンガーの敵も自軍に編成できるのが特徴。
構想として、かつて東映まんが祭りにおける「マジンガーZ対デビルマン」といったダイナミックプロ作品間のクロスオーバー劇場作品(劇場版マジンガーシリーズ)をヒントに「ゲームでロボット作品間のクロスオーバー作品」、「「大戦略」のウォー・シミュレーションゲーム」の二つが根底にあったという。
その為、初代では「拠点の占拠・防衛」が存在しており現在でも形を変えて「重要施設の奪還」「施設防衛」として残っている。
GB版では実はバグだが、ラスボスを説得して仲間にできてしまう。が、クリアが不可能になる。
パイロットもちゃんと登場し、積極的な原作再現やクロスオーバーを取り入れ、現在見られるスパロボの基礎を築いたのは2作目の『第2次』からで、この『第2次』が実質的な第1作目ともいえる。
この第1作は2014年4月24日、PS3・PS Vitaの両機種同時で初のリメイク版がダウンロード専売でリリースされた。
原典には無かった追加シナリオの第2部や、オリジナルキャラとしてサイバスターが追加されている。
参戦作品
★マークはシリーズ初参戦作品。
pixivでは
シリーズものの1作目の宿命か、もっぱら「=スーパーロボット大戦シリーズ」としてタグが使われている。そのため、第1作を題材にした作品を見つけるのは難しい。