概要
2016年に登場したJR貨物の貨車(コンテナ車)の1つ。
海上コンテナに於いて、ハイキューブと呼ばれる9フィート6インチ(2896mm)の高さを持つものが主流であるが、日本の鉄道貨物輸送では建築限界(線路に対し、これ以上内側に建築物を作ってはならないという基準。車両限界とは異なる)が厳しく、既存の貨車に積載しても通過出来ない線区が多く存在している。そこでコキ200程度の全長を維持しながら、床面の高さを700mmまで引き下げることで、海上コンテナの輸送範囲を拡大するべく開発された。
現状
2022年現在で4両が製造されていると推測される。
その内、落成したのは-1と-2のみであり、未完成のまま放置されている思しき-3、-4が日車工場内で目撃されている。
1は2016年1月に甲種輸送されたが、その後の試運転により判明した何らかの不具合により東京タにて長期間留置されていた。2022年7月に何処かに陸送されたまま消息不明。
2は-1から台車が変更(FT16→FT17)されている。-1で判明した不具合を対策したものと噂されているが、それを裏付ける資料は出ていない。
2019年2月に陸送が行われ、翌3月に吹田タ~大阪タ間で試運転を実施。6月に大井機関区に搬入された。
2020年1月から再び試運転を繰り返し、2021年10月から4073~3071/3070~4072レで試験営業に就いている。