概要
北海道のローカル線においてコンテナ輸送を普及させるために製造された2軸簡易コンテナ車。全車両がトム150000の改造によって誕生した。足回りは一段リンク式なので最高速度は65km/hにとどまったため、黄帯をまとったうえで道外禁止となっていた。1968年に40両が改造された。
構造上、新規格の5tコンテナ(C20形以降のもの)が搭載できなかったため、本土から転属したコラ1に置き換わる形で1977年までに廃車された。
本形式はかつてより、Nゲージ鉄道模型ブランドのTOMIXより製品化されており、北海道でしか使用されなかったマイナーな車種でありながら、割と有名である。
現行品は構造の都合から、実物とは異なり台枠が分厚いほか、新規格の5tコンテナはもちろん、それより容積が拡大された現行の5tコンテナや、30A形などの20フィートコンテナをも積載することが可能である。このことからイベントや博物館の記念品として、限定デザインのコンテナを積載したものが発売されたり配布されたりする機会が多い。
また近年ではカプセルプラレールでも、本形式を名乗った商品が発売されており、やはり現車がマイナーな存在ながらも模型等のおかげで名が知れ渡っている。