CV:悠木碧
概要
28歳。S級2位ヒーロー。身長・体重非公開。B級1位「地獄のフブキ」の実姉。
強大な超能力者。妹のフブキを溺愛しており、好きな物は「妹」。
(なおフブキはタツマキを「お姉ちゃん」と呼び、タツマキも時折フブキに対して自らの事を「お姉ちゃん」と言う。)
ヒーローネームは本名の「タツマキ」と、その恐るべき超能力から命名された。
人物
プライドが高く、よく物事解決しようとする。それでも自分の攻撃の余波を受けそうな一般人がいればすぐに助けるなど、ヒーローとしての責任感は持ち合わせている。また正義感が強く、ヒーロー活動に積極的で、休日やクリスマスでも仕事に勤しむ。(出動要請がない時は暇を持て余し、自発的に活動に取り組んでいる。)
容姿は華奢な体躯と髪先がカールした天然パーマ、黒いスリットスカートからはみ出る美脚が大きな特徴。度々その脚を組んで座る仕草が多く、小柄で美少女然とした体格ながらも年相応に磨き上げられた魅惑的で肉付きの良い脚線美を発揮しており、作中(村田氏によるリメイク版とアニメ版)ではセクシーな太ももや足組みなど、艶かしい美脚がこれでもかと強調されている場面が非常に多い。
大人の雰囲気溢れる美脚が特徴なのだが、身長は童帝(135cm)と同じくらいの背丈であり、妹のフブキ(167cm)のおよそ胸や肩辺りまでの身長が理由で多くの者から少女とみなされている。また、フブキが姉、タツマキが妹だと誤解している者も多く存在する。
タツマキ自身は身長について気にしており、子供扱いして貶す者は許さない。また、大人っぽく見られたいと思っているようで、前述した大胆に露出させた美脚の強調や単行本の挿絵等ではしばしばカクテルや紅茶を飲んでいる。
なお背を伸ばすことを諦めていないのか、単行本10巻収録の番外編ではセノビル牛乳という飲料がタツマキの家に置いてあることを確認できる。
フブキとの関係
設定
タツマキは妹のフブキを溺愛しており、その生き方に対して過保護である。姉妹の精神的な結び付きは強く、2人の人生においてお互いこそが最も重要な存在で、すれ違いながらも根底には愛がある。なお2人の姉妹関係の23年という時間は、設定としては作中主要キャラ達の中で指折りに長い関係性。
妹に接する時や妹について考える時は「おうちにかえりなさい フブキ」 「~しなくちゃ」等とまるで子どもに話しかけるかのような口調を用いたり、時折「お姉ちゃん」という一人称を使って「お姉ちゃんは~」と話しかける。
また周囲の者に対しては、「私の妹を危険な目に遭わせるようなことはやめて。戦いに巻き込んだら許さないから。」と妹を守ろうとする。さらに自分達姉妹に危害を加えようと考えている敵に対しては、「ちょっと教えてあげましょ。私達に手を出すとどうなるか。」と激昂する。
タツマキとフブキがヒーロー活動の際に着ているドレスはデザインがペアになっている。また扉絵などでも、よく姉妹お揃いのアクセサリー、ビキニや水着、ハロウィンコス、サンタコス、ゴスロリ、アオザイ姿などを披露している。さらに単行本9巻カバー下では姉妹でショッピングに行き、フブキが「お姉ちゃん パーカーなんてどう?」とタツマキに服を選んであげる場面が描かれている。
姉妹は体型こそ対照的だが、顔立ちや美貌はよく似通っている。さらに姉妹で同じ眼をしていて、家族の絆と血の繋がりを象徴している。
ファンブックの情報(キャラ本人がヒーロー協会へ回答したという設定)によれば、タツマキの好きなものは「妹、自分の能力を行使できる居場所」。タツマキは妹への愛を世間にオープンにしている。
因みに姉妹は近くにいる場合、互いの居場所を感知することが可能。
姉妹愛
タツマキは最愛の妹・フブキを可愛がると共に心配し、「信用できない他人から、私の手であの子を守る」と考えている。
一方、フブキは姉の過保護な面を窮屈に感じ、姉に認めて欲しいと思っている。しかしそれでも姉のことを「お姉ちゃん」と呼び、反発しつつも心の奥では姉を愛している。
タツマキが妹の人間関係へ干渉し、他者を拒む生き方を押し付けてしまうのは、妹への深い愛情の裏返しである。
姉妹は幼少期に養父母のもとで生活し、その後は2人だけで生きてきた。そのため姉妹共に本当の親というものを知らず、タツマキが母親代わりになって長年独りでフブキを育て上げた。
タツマキにとって、妹のフブキこそが唯一の肉親であり、同時に娘の様に愛しい存在。
タツマキはフブキを大切に思っており、大好きな妹が危険な目に遭ったり他者に利用されてしまわないか案じているのである。
早見沙織さん・悠木碧さんの発言
インタビューや特番でフブキ役の早見沙織さんは、フブキとタツマキについて
「姉妹どっちかがいなくては語れない存在というか」「愛情があるからこそ(姉妹で互いに)すごい気になるじゃないですか」
「フブキちゃんが姉を“お姉ちゃん”と呼ぶあたりからは姉妹の絆を感じますよね。なんだかんだ言ってもちゃんと守ってくれると信じているんですよね。フブキちゃんにとっては、お姉ちゃんはヒーローみたいな存在なのかもしれません。コンプレックスが空回って素直になれないだけで、フブキちゃんは本当はお姉ちゃんのことが大好きなんじゃないかなと私は思っているんです」
と解説されている。
またタツマキ役の悠木碧さんも、イベント『ワンパン秋祭り』で早見さんと並んで登壇した際に、二人で姉妹と同じペアルックの花飾りをつけて「お揃い~」とアピールされたり、「姉妹で来られてよかったです。」と姉妹の絆を大切にされている。
戦闘能力
強大な超能力(テレキネシス)を攻撃手段とする。
人間や無機物に干渉して自在に浮かせたり飛ばしたりでき、タツマキ自身は浮遊していることが多い。
- 多数の巨大砲弾を受け止めて弾き返す
- ビルを丸ごと浮遊させ空中要塞に叩き付ける
- 地下1500メートルの敵を地盤ごと引きずり出す
- 衛星軌道上から隕石を引き込んで敵に叩き付ける
- 巨大な瓦礫の竜巻を起こす
等、多くの手段に利用可能。他にも衝撃波を放ったり、バリアを展開することもできる。
そしてなにより念動力の出力が桁違いであり、他の超能力者ですら力比べで彼女に敵う者は無く、その力は対象を都市諸ともねじ曲げる程である。その力で敵の持つ気やオーラに干渉し、それを操り身体に影響を及ぼさせる「ねじ切り攻撃」を得意技とし、怪人の首を直接触れずにねじってもいだり、潰して圧死させる。
万全な状態であれば、“かつてない程の強怪人”と称される黄金精子にも勝利することが可能。
しかし弱点もあり、頭部にダメージを負ってしまうと力が安定しなくなってしまうことや、サイタマや怪人化したガロウなど、精神力の強い者にはあまり通用しない事がある。
余談
・読者に名前を「タマツキ」と間違えられることがある。またリメイク版で時折ONE氏の絵を思わせるデフォルメ調の見た目になる。
・フブキ役の早見沙織さんは、タツマキ役の悠木碧さんについて、「『ワンパンマン』で姉妹役に決まったときは「ご縁だなあ~」って二人で話していたんです。悠木さんとは10年来のお付き合いで、お仕事でご一緒することも多いですし、よくご飯に行ったりもしています。」と語られている。
また「悠木さんに“タツマキ”を感じるときってありますか?」という質問に対して、早見さんは
「見た目はどちらかというと彼女の方が妹っぽいですよね(笑)。私自身も彼女に“年下感”を感じるときもあるんですが、実はすごくしっかりしているんです。自分がやりたい!と思う企画をカタチにするための具体的なアイデアを出すのがとても上手で、物事をこんなにもいろんな角度からみているんだ!という一面はホントに尊敬していて…まるで先輩のようでもあります。エッジが効いている面と、周囲をよく見ていたりする繊細な面を持ち合わせていて…確かにお姉ちゃん(タツマキ)と似ているところがあるかもしれませんね(笑)。」
と回答されている。
さらにイベント『ワンパン秋祭り』にて、「一緒に祭りに行くならどのキャラと行きたいか?」という質問に対して
悠木さんは「フブキちゃんの浴衣姿を見たいです。だからフブキちゃんといきたいです。もう一度言いますね。フブキちゃんの浴衣姿を見たいです。」
早見さんは「タツマキ。一緒にお化け屋敷に入りたいです」
と回答されている。
早見さんは特番で「タツマキお姉ちゃんが全キャラのなかで一二を争うほど好きですね」と発言されており、悠木さんも頻繁に「フブキちゃんが好き。フブキちゃん推しです。」と発言されている。(なおアニメ1期BD&DVD6巻のオーディオコメンタリー内で、悠木さんは「姉妹キマシ」と発言している。)
さらに「タツマキがお祭りに参加するなら何をしていると思うか?」という質問に対して
悠木氏は「屋台で売ってるかわいいチョコバナナとかを食べて喜んでるんではないでしょうか」
と回答している。なお原作者ONE氏監修の朗読劇では、タツマキが屋台に並び「妹の分よ」と言って自分とフブキ用にリンゴ飴を2つ買う描写がある。(単行本挿絵などでもタツマキはしばしばスイーツ系を口にしているため、甘いものが好きであると思われる。)
また服装ゆえにぱんつはいてない疑惑があったが、村田版226話にて履いていると判明したので安心して欲しい>とにかく明るい安村]]
関連イラスト
村田氏Twitter上のタツマキ(とフブキ)の絵
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pixivイラスト
その他
関連タグ
秋野美陽…見た目が子供っぽい、物を浮かしたり飛ばしたりすることができる(こちらは超能力ではない)、妹がいるといった共通点がある。こちらは幼くして亡くなった幽霊である。
摘鶴燐…見た目が子供っぽい、強力なエスパー使いといった共通点がある。