プロフィール
スタート地点 | ヒノエウマ地方 |
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年齢 | 21歳 |
ベースジョブ | 剣士 |
フィールドコマンド | 昼:試合 / 夜:買収 |
固有アクション | 覚えたわざ |
底力 | 陰の力 |
CV | 松田洋治 |
人物
「私は願っています。争いのない……血の流れぬ世を。」
ソリスティア西の大陸南部の砂漠地方・ヒノエウマ地方にいくつかある国のうちのひとつ・ク国の第2王子。
この地方は古来より、わずかな水や資源を狙って多くの戦乱が絶えず、友や民の為に戦乱を終わらせ平和をもたらすべく立ち上がることになる。
ク国の第二王子として生を受け、戦ばかりが続く国とその民たちを何より憂いている。
王子でありながらも身分を顧みず、国民を「友」として分け隔てなく接する誠実で心優しい性格。
(※以下、第1章までのネタバレを含む)
父親である国王・ジゴに領主として城下町を治めるよう言い渡され、従者の女性のツキに助けられながら城下町の領主となるが、それは民や国を想うヒカリの王としての器を試すためであった。
ク国は100年前に出来た国だが、国王は国の発展のために戦を続け多くの犠牲者が出た事を後悔し、老いてる身故に先は短い事も含んで戦う事を辞めようとしていた(それでも、敵対する兵士達を一人で次々と倒したりと実力は高い方である)。
異母兄である弱肉強食を信条とする冷徹な第一王子・将軍ムゲンではなく、自身が王位継承に選ばれた時は躊躇するが、その後ムゲンが反乱を起こし国王を殺害。更にはツキを含む城下町の民を町諸共焼かれ、父の重臣であるベンケイに助けられた事をきっかけに国を取り戻して争いの無い国を作る為に王になる決意をする。
兄によって「反逆者」の汚名を着せられたりと重い運命を背負いながらも、かつての戦友を集めるべく旅に出る。
ベースジョブ「剣士」
前作と同じくHP / 物理攻撃 / 物理防御に優れ、剣と槍を装備可能。
武器を使った技が一新。初期習得は2とも新技。ランダムなターゲットに剣ダメージを数回与える「さみだれ斬り」と、25%の確率でクリティカルになる「会心の槍」。
その他、新たに2つの剣技を習得。
一つは、自身のバフを全て消して大ダメージを与える剣技「無心の太刀」。下準備が必要だが、条件さえ満たせばその威力は後述する奥技すら凌駕する。
もう一つは、物理攻撃を受けると剣で反撃するバフを付与する「返しの太刀」。この技による反撃は通常攻撃より威力が高く、相手の弱点に関係なくシールドポイントを削る優れた性能で、FCの関係上1対1で戦う機会の多いヒカリ / テメノス / オズバルドとの相性が良い(オーシュットのFCは自身の技が使えない為除外するが、剣士と狩人のジョブ相性自体は非常に良好)。
前作に引き続き「ためる」「鉄壁」「挑発」を習得可能。
最後に習得出来るのは前作に引き続き「雷剣将ブランドの剛剣」。敵単体に剣で"極大ダメージ"を与える。ブーストMAX時限定でコストも重いが、下準備無しで安定した大ダメージを叩き出せる。無心の太刀に加え、ヒカリのみこれに加え後述する底力により高威力の技を多数持つ。どれも条件が異なる為状況を見て使い分けたいところ。
サポートアビリティは全体的に攻撃面を強化するものが多く、特に4つ目のアビリティ「ダメージ限界突破」は中〜後半でアタッカーに必須レベル。
ヒカリのみ条件を満たす事で「天下無双の構え」を習得可能。
数ターン、自身の「たたかう」が全体化する。
専用アクション
フィールドコマンド:昼「試合」
人々にバトルを申し込むことができ、勝利すると相手の技を覚える。
フィールドコマンド:夜「買収」
リーフ(お金)を出して人々から情報を得ることができる。わりと世渡り上手らしい。
固有アクション「覚えた技」
「試合」で覚えた技をバトル中に使用することができる。
最大5つまで保存でき、それ以降は既に覚えてる技と入れ替えになる。
底力「陰の力」
内なる陰を解放し、SP消費無しで強力な専用アビリティを使う事ができる。
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他の主人公たち
前作のキャラクター
オルベリク・アイゼンバーグ…前作の剣士主人公。こちらは侍系のヒカリとは異なり騎士系。
オフィーリア・クレメント…前作の神官主人公。心優しく家族を想い困難に立ち向かおうとする所は同じである。
※ここから先は二章から四章のネタバレを含む。
彼の底力である「陰の力」。
これは、いわゆる目が赤いもう一つのヒカリの人格で、普段のヒカリとは真反対の攻撃的な性格な上に、殺しに感慨を見出している。
ク国にて剣士リツの裏切りによる襲撃時、軍師カザンに寄って半ば強引に参加する事になった闘技場で串刺しのゼトとの試合に勝利した時、この人格に支配されそうになる。
さらに父の腹心だった将軍ローとの戦いの最中に支配されてしまい、彼に重傷を負わせる。
この時、将軍ローは『影』が迫り、いずれ完全に支配される事をヒカリに指摘しており、リツにも警告している。
残念ながら、直後に彼は力で成り上がろうとしたリツに殺されてしまい、自身が将軍として下克上される事となる。
なおパーティチャットにて、このもう一人の人格についてはオーシュットも気づいたような発言をしている。
またこの陰の力は、父親も持っている様であり、多くの国を滅ぼしている。
過去の記憶で、ヒカリの母親クラはそれを知ってるからか、彼に「恨みは道に影を落とす」事をよく伝えていた。
兄のムゲンから純血では無い事を指摘されてる通り、彼女は元は下民の女性で側室である。
身分を分け隔て無く接する心優しい人物で、下民達に食事を提供する程である。
少年時代の息子に「あなたの暖かい心はどんな暗がりでも消せません、その灯りで皆を照らしてあげなさい」と伝えており、ヒカリの優しい性格にさせた人物であると言える。
ちなみにこの食事を模して、コラボカフェでは、おしるこを提供している。
ヒカリのストーリー開始時点で既に故人。
原因はヒカリと共に賊に襲われ、ヒカリの隙を狙った賊によって殺されたからである。
ヒカリが幼い時、上記の食事を下民達に食事を提供した後、ヒカリと共に賊に襲われる事件が発生。
その時に賊に隙を突かれ、クラはヒカリの目の前で刺され殺されてしまう。
その悲しみは激しい憎しみへと変わり、上記の陰の力を発動させて暴走。賊を殺してしまう。
だがライ・メイの兄であり、かつてメイ家を治めていた家長であり、ヒカリの師匠でもあったジン・メイがその現場を目撃。
暴走する彼を止めようとして立ち向かい、自身は重傷を負いながらもなんとかヒカリを止める事に成功する。
しかし、実はムゲンに命じられて賊を使って彼と彼の母親を襲わせたのはこのジン・メイである。
裏でメイ家の存続を保証する代わりとして、ジン・メイにヒカリ達を殺す様ムゲンに命令されており、今まで別の上司にすがるしかない程小さいメイ家は指示に従う選択肢しか残されていなかった。
ジン・メイは自身の過ちに心を痛めた為、襲わせながらも暴走したヒカリを止めるに至ったと考えられる。
その後命令に背いたとして、妹に全てを託す形でムゲンに立ち向かい殺される。
それが後に彼女が自分自身を苦しめてまでメイ家を守ろうとする原因に繋がった。
なお、陰の力を発動した事については何も覚えておらず、ヒカリ自身も自らに流れる血を恐れていた。
四章で、家を守る為ムゲンに従わざるを得ないライとの決闘を行い、これに勝利した後に、ライはこの事件の真相を告白。
ヒカリもその事に関しては既に知っており、彼の母やジン・メイはク国によって殺されたという旨の発言をし、自身の宿命として、ク家の罪を肝に銘する事となる。
そしてヒカリを裏切ってしまった事を恥じ、協力できないと述べる彼女を信じ、ク国を取り戻す為に国にて待つ事を伝えて立ち去る。
この際、パーティチャットで、宿命を背負いつつもヒカリがまっすくに優しく暖かい心の持ち主に育った事についてはアグネアが評価し、ヒカリの母親に会ってみたかった事を伝えている。
※ここから先は五章とエクストラストーリーのネタバレを含む。
母親である女性クラは単なる下民ではなく、"光の血"("灯火の血族"とも)に連なる者。
これはアイパテス(テメノスとソローネのクロスストーリーに登場)やリタ(オズバルドの妻)と同様、聖火神エルフリックの血を引くルミナ家の血族と思われる。
そもそもク国の血塗られた歴史は、ク国王家に"暗黒"つまり邪神ヴィーデの力を行使する大魔術師ダーケストの血が混ざったことから始まっており、ク国王家にはその"暗黒"の力を発揮するための魔剣である「黒血剣」が伝わっている。
以上のことを踏まえると、父親がクラを見初めて子を産んだのは、ク国の血塗られた歴史に対抗するためと思われる。
ヒカリ編ストーリーをクリアすると、その"暗黒"の血を克服したということから底力が「陽の力」に名称が変化する。ただし効果は克服前と変わらない。
因みに彼の「友」がその血に、恨みを持ち、後に大事件を起こす事となる。ぜひプレイして確めて欲しい。