プロフィール
スタート地点 | ウィンターランド地方 |
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年齢 | 38歳 |
ベースジョブ | 学者 |
フィールドコマンド | 昼:探る / 夜:強奪 |
固有アクション | 予習 |
底力 | 魔法収束化 |
CV | 中田譲治 |
人物
大柄な体躯と丸眼鏡、囚人服の上から着たボロボロのロングコートが特徴的な人物。首には鎖のついた首輪をつけており、いっそうその風貌を威圧的なものとしている。
数式による魔法の記述を専門分野とする魔法学者であり、ストームへイルの「巨壁」に穿たれた「ダーケストの大穴」とそれを唯一再現できると考えられている未知の力「第七の根源」、そしてそれを元にした「究極魔法」を研究テーマとしている。魔法、およびその大元にある「根源(属性)」に関しての豊富な知識、それらを実際に応用して問題の解決に役立てる柔軟な発想力、そして数学的な演算を利用した高度な魔法の能力を兼ね備えた優秀な研究者である。
今作の8人の主人公の中では唯一の既婚者であり、妻のリタとの間に娘のエレナを授かっている。西大陸の港町コニングクリークに築いた家庭は円満なものだったようで、オズバルドが妻と娘を深く愛していることは、ストーリー中での回想や仲間とのパーティーチャットなどによく表れている。
学者にしてはガタイが良いが、本人曰く「身体を鍛えることで、研究に必要な気力・体力・精神力を増強させられるから」とのこと。
また、「酒は思考を鈍らせる」という理由で酒場ではいつもコーヒー。好物はリタがよく作ってくれたグラーシュ(ビーフシチューに似たドイツの料理)。
問題解決のため意見を出し合う議論は得意とするものの、本人は寡黙かつ口下手な性分で、これという目的のない他愛のない雑談は苦手どころか、当初は「時間の無駄」とすら思って避けていた。また職業柄もあってか良くも悪くも忌憚のない物言いで、相手の意見に誤りがあると思ったら相手に忖度せず自分の意見で反論する典型的な理論型の人間である。確証のないものは信用に値しないとする思考もあってあまり人を寄せ付けないが、それは嘘をついたりお世辞で他者に媚びたりしない誠実さの裏返しでもある。
学者としての仕事の助手として、かつて同じく「第七の根源」を研究していたレディ・クラリッサがいる。当初、オズバルドとしては別に助手をとる気はなく一度は断りもしたが、研究を見たクラリッサの夫イーサンのひと月に渡る懇願に根負けし、助手として迎えることにした。その他の主な知り合いには学友にして天体望遠鏡の製作に熱を入れる天文学者レグルス、そして共に「第七の根源」を研究するハーヴェイがいる。
ある日、自宅に放火されて妻と娘を喪い、裁判所では妻子殺しという無実の罪で終身刑の判決を受け、ウィンターランド地方・フリジット監獄島に収監された。監獄では看守から警棒で殴られ、脱獄防止のため猿轡を着けたままで生活させられ、奴隷同然の扱いを1879日の長きにわたり受けつづけた。同じ囚人の男エメラルドからの協力を得て脱獄し、真犯人のハーヴェイを殺すために旅立つ。冒頭で記した容姿は脱獄後のものである。
ベースジョブ「学者」
前作同様、敵全体を対象とした属性攻撃を得意とし、相手のHPと弱点を「調べる」ことができる。
大魔法の仕様が変更され、「大魔法化」の特技により魔法を大化させる事で一定回数2回ヒットするようになる。
他にも、ランダムで自身にステータス強化バフがつく「ひらめく」、ランダムな対象に火氷雷のどれかのダメージを複数回与える「属性の乱れ」を習得出来るように。「属性の乱れ」は最大で8回の連続攻撃が可能であり、大魔法の回数を節約しながらの攻撃や、シールド割りに重宝する。とくに底力で弱点無視のシールド割りが可能なテメノスとの相性はすこぶる良い。
サポートアビリティは
・敵と遭遇しにくくする「エンカウント半減」
・属攻を高める「属攻+50アップ」
・戦闘勝利時に得られる経験値を増やす「獲得EXPアップ」
・大魔法化・特大魔法化の付与回数を+1する「魔法強化プラス」
を覚える。「エンカウント半減」は神官の「逃げる成功率アップ」と合わせて利用すれば、危険度の高いフィールドを強引に抜ける事も可能。
奥義「碩学王アレファンの叡智」の仕様が代わり,魔法を「特大化」させる事で3回ヒットするようになる。アレファンの発動と特大魔法での攻撃を1人でこなそうとするとバフデバフの管理やSP/BP消費がシビアになってしまうので、SP/BPの供給体制を盤石にするか、アレファンの発動を担当する学者を分けるなどの工夫が求められる。幸いターン制ではなく回数制なので、奥技後急いで魔法を使う必要もなく、ある程度の猶予はある。
なお、「大化」「特大化」は神官の魔法だけでなく、魔術師が使える「魔術」にも対応している。
オズバルド専用のEXアビリティ「教える」は、自身にかかっている全ての強化効果を他の味方に付与効果を持つ。そのまま付与するのではなく、2+ブースト数ターン付与する形なので、場合によっては付与した本人より長持ちする場合もある。踊子のサポアビ「強化ターン数増加」「盛り上げ上手」にも対応。ちなみに「舞踏姫シルティージの囁き」の効果中に使用するとオズバルドが分身する。
もう一つのEXアビリティは【????】(ネタバレになるため名前は伏せます)。敵全体に属性を超越した特大ダメージを与え、弱点に関係なくシールドを削る。SP消費が非常に重い。
通常、もう一つのEXアビリティはそのキャラクターのストーリーが完結した時に解放されるが,オズバルドの場合は最後の戦いが始まると同時に使用可能になる。
専用アクション
フィールドコマンド:昼「探る」
前作の学者サイラスのように昼間のフィールドコマンドで情報を探る事が出来る。
他の情報収集との違いは「レベルなどの条件無しに実行できる事」だが、確率で失敗し、町人との関係性が悪くなる。
フィールドコマンド:夜「強奪」
相手と戦闘し勝利すればアイテムを奪うことができる。
ここで入手できるものは"買い取る"や"盗む"で手に入る物と同じで、一度の戦闘でまとめて入手できる。ベースジョブの都合上体力も守りも不安がある為、なるべく良い装備を揃えてから挑みたい。強奪でしか入手できない(もしくは他の手段での入手が非現実的な)アイテムも存在する。
どう見ても邪道一直線なFCだが、失敗してもなぜか関係性の悪化がない。夜に行うために人目につかないからという考え方もできるが、真相は不明。
固有アクション「予習」
敵との遭遇時、まだ明かされていない弱点を1つ明らかにする。明かされる弱点はランダム。
同じ敵との2回目以降の遭遇時は2つ明らかにする。
初遭遇時には便利だが、学者の技にも「調べる」がある上に初遭遇時に色々試すと思われる為、2回目以降の恩恵はそうそうないかもしれない。
底力「魔法収束化」
前作の奥義をブースト・SP消費無しで使えるようにしたもの。
全体が対象となる魔法を単体化し、威力を大幅に増加させる。
オズバルド自身の属性攻撃力も相まって、フルブースト・収束化した大魔法をブレイクさせた状態で使うと大抵の相手は消し飛ぶ。
ただし、今作の攻撃魔法は全体的に威力が控えめに設定されているため、オズバルドは底力への依存度が非常に高いキャラとなっている。
余談だが、ストーリー中の回想にて、魔法で発生させた炎にある方程式を適用し、炎を収束・強化する様子をハーヴェイに実演する描写がある。この底力も、おそらくその応用であると考えられる。
関連タグ
巌窟王…恐らくオズバルドのモチーフ。
ソル=バッドガイ…同じ声優で、復讐相手がいるなど、共通点が多い。ただし、復讐相手との最終的な関係は大きく異なる
他の主人公たち
前作のキャラクター
サイラス・オルブライト…前作の学者主人公。教え子の想いの強さから追放されるなど、不幸レベルは高いが本人は前向き。
プリムロゼ・エゼルアート…前作の踊子主人公。身内を殺され、復讐の為に辛い日々を耐え、旅の目的が復讐と、オズバルドと似た点がある。
3~4章(ネタバレ注意)
無実であるオズバルドが有罪とされたのは、衛兵隊長ステンバール以下コニングクリークの衛兵隊(と裁判長)がハーヴェイによって買収されていたためであった。
無実を信じていたクラリッサは事の真実を知った夫イーサンをステンバールに殺されてしまったが、誰も憎まず自分の人生を生きるようにとの夫との約束を守り、復讐に走らずひとりオズバルドの研究室を守っていた。オズバルドに復讐は何も生まないと訴えたが、5年の監獄生活で決意を固めた彼を止めようともせず見送った。
ステンバールにハーヴェイの居場所を吐かせたのち、東大陸モンテワイズの大図書館で情報を集め、大図書館に地下研究室があることを知る。
襲ってきた実験台の魔物を退けて因縁のハーヴェイに再会。ハーヴェイはオズバルドが極寒の監獄島に投獄されている間に研究を盗み、学者として地位や名声を手にし、「第七の根源」と究極魔法に至る研究を着々と進行させていた。煮え滾る復讐心とわずかな好奇心とともに問い詰めるオズバルドに対し、ハーヴェイは事件の日に妻子は死んではいなかったことを明かし、リタをもとに作成したゴーレムをけしかける。
かすかに残るリタの残滓に罪悪感を覚えながらこれを撃破するが、オズバルドはゴーレムがリタ本人ではなくその血をもとに造られたこと、そして血を利用され用済みになったリタの末路を悟る。彼女は、すでにハーヴェイに殺されていた。
その後、娘のエレナが生きていたことを知り、彼女と5年ぶりの再会を果たす。しかしこちらはハーヴェイによって記憶を改ざんされており、ハーヴェイを「パパ」と呼び、本当の「パパ」であるオズバルドには目もくれなかった。一時は思考が止まるほどのショックを受けたオズバルドだったが、娘が生きていた事実がわずかな希望となり、これ以降は旅の目的をハーヴェイへの復讐からエレナの奪還に切りかえることになる。