※この項目はオズバルド編四章と五章のネタバレ注意。
観覧は自己責任で。
オズバルド・V・ヴァンシュタインとその妻リタとの間に生まれた娘で当時は五歳。
彼女は母と共にハーヴェイ教授によって家ごと焼き殺され、オズバルドはその犯人として監獄島に送られたものの後に囚人仲間のエメラルドからの協力で脱獄に成功し、二人を殺した男に復讐する為に旅をする事に。
…だが、実はエレナは生きていた。
彼女はあの日、母と共にハーヴェイにさらわれて、二人が死んだ事にするために別の遺体を用意していた。
なお、リタとエレナが狙われたのはリタ自身が『光の血筋』の一族の末裔で、第七の根源である究極魔法を作る為に彼女達の血が必要だと知ったハーヴェイはその為に二人をさらった。
最初はリタを利用していたが、上手くいかず娘のエレナが彼女を凌ぐ血を持ってる事を知ってて用済みとしてリタを殺す。
後に彼女の血を使って嘆きのゴーレムを作り、オズバルドと戦わせた。
なお、エレナを利用する為に彼女の記憶からオズバルドの事を消し、自分を父親と思わせたりとオズバルドを悪質に苦しめてきた。
記憶を消され、ハーヴェイを父と慕っているエレナだが、ダスクルイン霊殿でちょっと物音を立ててしまっただけで怒鳴られたりと愛情は無かった(表向きでは自分の都合が良いと良い子だと言ったりと尚更悪質である)
そして、エレナを利用して第七の根源である究極魔法を手にしたハーヴェイだが、奇跡的にエレナがまだ生きてる事にオズバルドは気づく。
そして、エレナを守りたい…そう思った時、彼の中で何かが目覚める。そして、本当の究極魔法を彼は手にした。
ハーヴェイはそれに動揺しつつもオズバルドに負けたくない気持ちから彼との決着をつける事に。
ハーヴェイに勝利したオズバルドだが、ハーヴェイは自身が手にした究極魔法を制御出来なくなった。
それでもオズバルドに負けたくない気持ちからオズバルドに呼び止められても闇の書を使うが…さらに暴走し完全に制御出来なくなりその場で消滅してしまう。
自業自得とはいえ、どことなく哀れである。
そんな彼に対してオズバルドは「もう二度と共に議論する事は無いだろう」と答えていた…その意味とは…
その後、エレナはオズバルドの助手のレディ・クラリッサの部屋で目覚めた。
共にいた父と名乗る男は本当は違う事を知っていた…自分は本当の父親の事をなぜ忘れたのか…なぜ、母は殺されないといけないのかと、想いを込めた手紙を書いた。
オズバルドがすぐに彼女に会わなかったのは彼女を混乱させない為だった。
それでも寝てる彼女を密かに探ると彼女も自分と同じ魔法学者になろうとしてた事を知る。
なお、オズバルドが究極魔法を使えたのはクラリッサいわく「愛」かもしれないと。
エレナはクラリッサやお手伝いさんと共に療養しながら幸せに暮らすが、いつか本当の父親と再会出来るかもしれない。
そのエレナだが、母親と一緒にグラーシュ(スクエニのカフェのコラボメニューでも再現されてた)を作ったり、父親の鞄を持ってあげようとしたり優しく健気な女の子であり、学者としての素質があり父親同様に何かに集中するとそれに夢中になる一面もある。
五年前に父親から貰ったペンはクラリッサが見つけてくれたが、彼女はそのペンから懐かしさを感じた。
なお、『光の血筋』についてだが、ヒカリ・クの母親であるクラもその一人である(ハーヴェイがヒカリの『血』に気づいたらエレナで失敗した時の保険として狙われないか心配だが…)
彼女の聡明さは血が影響してるのかは定かでは無い。
故に謎の新聞記者も彼女を密かに観察していたとか(特に目立った感じは無く、クラリッサから警戒されて表向きでは明るい新聞記者として振る舞いながら断念する事に)
そして、エクストラストーリーで全ての決着が終わった後の大劇場に彼女はクラリッサと共に訪れ、父親の事を思い出したような発言をし、クラリッサや父の旧友であるレグルスと父達が起こした騒動から上手く脱獄しその後も小悪党として生きてたベイルと共に大劇場を訪れてた。
彼女やクラリッサにレグルスはともかく、ベイル(彼の発言からかつてはニューデルスタ出身らしい)も終始生存してるのに驚きかもしれないが彼みたいな人間こそ生存率は高いのはもちろん、そういう人間がいるからこそソリスティアは面白いのかもしれない。
ヒカリ・ク 彼も『光の血筋』の血を引く一人だが、彼はク家の呪いも含みそれに支配されそうになっていたが、後に克服し本来の力に目覚める。