概要
オズバルドと肩を並べる魔法学者で、彼を妬んでいるのか彼の家族を家ごと燃やしたり彼に濡れ衣を着せたりと卑劣な男である。
なお、魔力の根源とされている、炎・氷・雷・風・光・闇の6つの根源とは異なる「第7の根源」を見つけるため研究を続けているらしい。
オズバルドが脱獄した後も彼を煽っていたりと清々しい悪って印象である。
にしても、オズバルドが目撃した彼の研究所には多くの怪しい生物がたくさん作られていたそうだが…
なお、彼は研究の為なら自ら堕ちても構わないと自覚してる程やはり清々しい悪役でもある。
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※ここから先はオズバルド編三章と四章に五章やエクストラストーリーのネタバレが含みます。
脱獄をしたオズバルドはかつて自分が妻子と共に暮らしていたコニングクリークに戻り、そこで彼の無実を信じ研究所を守っていた助手のレディ・クラリッサと再会し「本物のオズバルド様々なら、私ごときの魔法を退けられるハズです」って挑んできた彼女と戦うが、そこは彼女の好奇心も含んでいた。
衛兵もハーヴェイ教授と手を組んでいた事(調査の早さに疑問を抱いていた町民もいた)事を知り、衛兵隊基地で彼は自身を拘束した衛兵隊長ステンバールと戦いハーヴェイの情報を知った後に不正で得た金品を魔法で燃やして去った。
真実を知りすぎたからと理不尽に夫を殺されても夫の言葉を守り、復讐を抱かず自分の人生を生きるように言われたクラリッサはオズバルドに「復讐の先は無」である事を伝えながらもあえて彼を止めなかった。
ヒカリ・クも幼い頃に母から「恨みは道を誤る」事を教えられた事をオズバルドに話し、オズバルドは妻のリタも似たような事を言われた事を思い出しつつも人生を狂わせ全てを奪った男への復讐に向かう。
後にモンテワイズの大図書館に隠された隠し部屋でハーヴェイの研究所を見つけ、こうなる事は想定内である事を聞かされ、さらにリタとエレナは家ごと燃やされておらずハーヴェイ自身がさらった事、その理由がリタは光の血を引く一族の一人でありその血を使って究極魔法を完成させる為に彼女を利用したが失敗する。
共にさらった娘のエレナの方が血が強い事を知ったハーヴェイは用済みとして非情にリタを殺した。
その血で嘆きのゴーレムを作り、リタと声が同じである故にオズバルドは躊躇するが「…これはリタじゃない」と割り切る事が出来たが…何故か回復をしてきたり、ハーヴェイの研究所の不気味な生物が入ってるカプセルがある部屋で人型のが入っていて、それだけはカプセルを壊して襲わなかったり…本当に彼の言う通りだろうか…
なお、娘のエレナ(オクトパストラベラーⅡ)は無事だったが…ハーヴェイによってオズバルドの記憶を消されハーヴェイを父親と慕っていた。
だが、エレナが生きていた事が希望となり、彼の旅の目的は復讐から娘を救う物に変わった。
ハーヴェイがエレナを連れてダスクルイン霊殿へ向かった事を知ったオズバルドは、霊殿から放つ禍々しい気で暴走した村人からその原因である『黒い結晶』を強奪し、正気に戻す事に成功した。
なお、ハーヴェイは元からエレナを利用するつもりなので彼女にちょっとした事で暴言を吐きその一方で自分にとって都合が良いと「いい子」だと言ったりと悪質である。
そして、オズバルドが辿り着いた時にはエレナを利用して究極魔法を完成させたオズバルドだが、エレナは生きていた事に気づく。
究極魔法を完成させたハーヴェイからしたらエレナは用済みで彼らに見せつけるように究極魔法を放つが、オズバルドは気絶してるエレナを守るが…その想いを抱いた瞬間、彼は本当の究極魔法に目覚める。
動揺しつつもハーヴェイはそれを否定、オズバルドは彼との因縁に決着を付ける事に。
ハーヴェイに勝利したオズバルドだが、ハーヴェイはそれを認めずにオズバルドに勝とうとするが…魔の書によって魔力が暴走しそれでも魔の書を手放そうとせず彼はそのまま消滅。
そんな彼を見たオズバルドは「二度と議論をする事は無いだろう」と答えていた。
その後、エレナは彼女を混乱させない為にオズバルドによってクラリッサの家で療養を受けながら平穏に暮らしていた。なお、彼女はオズバルドの事は忘れてしまってもハーヴェイが本当の父親じゃない事を知っていたとか。
なお、ハーヴェイが彼の研究のデータを盗むだけじゃなく、リタとエレナをさらいオズバルドを苦しめていたのは彼に対する嫉妬でもあった。
なお、オズバルドが冤罪で投獄された悲劇についてだが、本来なら死刑だが、ハーヴェイは金で裁判長を買収し脱獄してくる事をわかってる上で自身が完成した魔法を見せつける為だった。
それについて記者オリはくだらない見栄と呆れていたが、話を聞いた軍師カザンは「よく見ておけ」と答えていたのは彼はハーヴェイの底知れぬ嫉妬心を買って契約し書を渡してていたからである。
魔の書を完成させたらハーヴェイの性格的に素直に渡さないだろう、故にオズバルドとの衝突は書を回収させる機会でもある事をカザンは見抜いただろう。
そして、魔の書を回収する事が出来た。
その魔の書は失われた黒血書の復元に必要な物で、テメノス編に出ていた夜の書も関わっていた。
その作成方法はカザンやソローネ編の元凶であるクロードすら知らないらしく、ダーケストの遺骸が必要である事をオリはハーヴェイに伝えていたがそれだけで充分だとハーヴェイは答えていた。
彼のオズバルドに対する嫉妬心は深く彼に勝つ為なら明日はいらないとの事。
そんな彼についてパルテティオは「道を間違えた」のではと答えていた。
自業自得とはいえ、パルテティオの言う事も一理あるとも言える。
将軍ムゲンいろいろと共通点が多い本作の悪役。彼の場合は相手は弟でリタと同じ血筋かもしれない弟の母親を死なせたり、後に父親を殺し弟から全てを奪ったり彼も悪質である。
なお、力に執着し過ぎた故の末路もハーヴェイと近い所があった。