データ
1億1000万年ほど前の北アメリカ(今のユタ州の辺り)に生息していた草食恐竜。大きさ4~6メートルくらい。
なお同時期のユタ州辺りにはユタラプトルもいた。
属名は「ガストンさん」という意味で、このガストンとはこいつの発見・研究に貢献した「ロバート・ガストン」のこと。
同じく発見・研究に貢献した人の名前がついたよろい竜としては、ノドサウルスの仲間のミモオラペルタがいる(なお同じ「○○ニア」でもエドモントニアはカナダのエドモントで発見されたのが由来で、サイカニアはモンゴル語の「美しい」にちなむ)。
よろい竜で保存状態良好な恐竜と言えばサイカニアやボレアロペルタが有名だが、このガストニアもまた良質な化石が残っており、研究材料として優秀。
見た目
ノドサウルスのように尻尾にハンマーはなかったが、「上から見ると台形に近い形で口先が広い」というアンキロサウルスの特徴を持っている(ノドサウルス科はウマのように細長い顔つきをしている)。
またほぼ三角形の骨板がほぼ全身に並ぶという見るからに痛そうな格好をしており、威嚇して敵を遠ざけるとか、いざ襲われても身を守る武器になっただろうとか言われている。
ちなみに体型がノドサウルス類、頭骨がアンキロサウルス類に近いこいつの分類は混乱していたようだが、近縁で同時期のイギリスにいたポラカントゥス(旧ノドサウルス科)が「それぞれの特徴を持っているのでポラカントゥス科にしよう」ということになったのでポラカントゥス科で決着を見た。
古代王者恐竜キング
DSソフト「7つのかけら」で先行登場したが、なぜか敵専用。
ということでプレイヤーが使えるのはアーケード2007第4紀+以降であった。
必殺わざはグー(DS版はチョキ)。バトルタイプは2007第4紀+ではハンタータイプ、激闘!ザンジャークではこうげきタイプ。土属性のつよさ1400で、アンキロサウルス・ノドサウルスと合わせて一応グーチョキパー揃った。
「7つのかけら」では終盤からフクイサウルスやフクイラプトルの後に登場。
じゃんけんの手がランダムなので完全な運ゲーであり、コイツ側が勝つと高確率で逃げてしまう。
その代わり倒せば5310という経験値を得られ、高レベル帯でもほぼ確実に1レベル上がる。メタルスライムのような扱いになっている。