概要
「煉佩」とは煉獄杏寿郎外伝に登場する煉獄杏寿郎と佩狼のカップリングの略称である。
佩狼は十二鬼月を構成する下弦の鬼に位置する「下弦の弐」がである。
煉獄杏寿郎は鬼殺隊の隊士の一人である。煉獄杏寿郎外伝開始時の階級は「甲」である。
なお、煉獄杏寿郎は佩狼を討伐した功績により、鬼殺隊最高位の柱の一角である炎柱の雅号を承継した。
容姿や性格
佩狼
旧日本軍の軍服を彷彿とさせる白い軍服と黒いロングコートを着用している。
いわゆる黒白目であり、白目と黒目が反転した目をしている。
また、片目に鬼における地位を表す「下弐」の文字が刻まれている。
性格は直情的かつ攻撃的。非常に執念深い。
かつて自分を切り刻み尊厳を貶めた煉獄槇寿郎との再戦を望んでいる
激昂すると自分の頭を拳銃で撃ち抜いて冷静さを取り戻すという奇妙な癖がある。
煉獄杏寿郎
当時は炎柱の雅号を継ぐ前であったため、無地の白い羽織を羽織っている。継子の甘露寺蜜璃とお揃い。
鬼殺隊の隊服は着崩すことなく着用している。
朗らかで心優しい性格。自分に食ってかかってきた不死川実弥の性根の熱さを褒めるなど非常に寛容な一面も見せる。
また、単に明るいだけではなく、甘露寺の傷心に気付いて慰めるなど感情の機微にも聡い。
落ちぶれた父親である煉獄槇寿郎と、自分に縋ることしかできない弟である煉獄千寿郎を案じるなど、繊細な一面も有している。
本編における出来事
かつて煉獄杏寿郎の父親である煉獄槇寿郎に酒瓶片手で嬲られた挙句「畜生」などと呼ばれた出来事に怨念を燃やし、帝都に爆破テロを仕掛けて煉獄杏寿郎を誘き寄せる。
煉獄親子の容姿がよく似ていること、極度の情緒不安定により現実検討能力が欠落していたことなどから、煉獄杏寿郎を煉獄槇寿郎と誤認し、煉獄杏寿郎に対する熾烈な攻撃を開始する。
帝都中に仕掛けた時限爆弾による爆破テロへの対応に一般隊士を当たらせることで人員を割かせ、
また、刀しか武器を持たない煉獄槇寿郎に対し、様々な銃器や爆発物で攻撃を加える、
戦闘に不慣れな甘露寺を人質にする、
帝都中に狼を放ってその狼への対処に一般隊士を当たらせるなど、非常に周到かつ残虐な手段で煉獄杏寿郎の抹殺を試みる。
しかし彼の銃火器はあくまで彼の血鬼術である「鹵獲腔」由来のものである。
最終的に弾が尽きたことで激昂し、後述した自害じみた行動による精神安定も図れず、
「一刻も早く奴を否定しなければ」と恐慌状態に陥りながら「鹵獲腔」の中から取り出したものは、一本のボロボロの刀であった。
しかし、最終的に佩狼は正気を取り戻し、目の前にいる相手をかつての仇敵である煉獄槇寿郎ではなく煉獄杏寿郎という個人として認識し、
鬼であるにも限らず、隊士である煉獄杏寿郎に対して、「俺は佩狼」と自ら名乗りをあげた。
また、刀を手に取り、全身に影を身に纏い黒い人狼のような最終形態となり、「一人の武士として貴様を殺す」と、武士として真正面から煉獄杏寿郎との果し合いを求めた。
突如名乗りを上げられた煉獄杏寿郎も、「ああ 望むところだ」と、目の前で破壊と殺戮を繰り広げた悪鬼に一人の武士として相対した。
最終的に炎の呼吸奥義玖ノ型・煉獄により佩狼は敗れるも、自らを破った煉獄杏寿郎に対して「いい太刀筋だ」と、敵でありながらも賛辞の言葉を残し、散った。
佩狼は敵でありながらも煉獄杏寿郎の実力を認め、煉獄杏寿郎もまた、倒すべき敵である佩狼を武士として尊ぶなど、短編外伝における敵と味方という関係ながら相手への敬意に満ちた間柄である。
また、余談ではあるが煉獄杏寿郎の黒系統の隊服と白い羽織、佩狼の白系統の隊服と黒いコートとは対となったデザインである。
二次創作について
現時点では投稿作品は全て記事作成者によるものである。