最初に
本項を読む前に、まず公式規約を読んでおこう。
応援してくださっているファンの皆さまにご注意いただきたいこと
公式に無い要素が付与された場合、そのキャラのイメージが公式と異なり、ややもすればキャラのモデルの競走馬のイメージに影響するため、公式に無いキャラ設定の追加は控えるよう留意しよう。ウマ娘は半生だからである。
……それでも付けたいのならば、今一度規約を読むべし。
概要
『ウマ娘プリティーダービー』シリーズに登場するウマ娘が、誰かに対して重い愛を向けている作品に付けられるタグ。
その対象はプレイヤーであるトレーナーであったり、他のウマ娘であったり、相手は様々。
大抵のウマ娘は多かれ少なかれ誰かしらに愛情を持っているため、もっぱらヤンデレ化しているウマ娘に付けられる傾向にある。ただし、創作者に愛があればどんな設定のキャラクターでも重たくすることができるので、重たくなるキャラほど人気が高いという一つの指標として捉えることはできる。
マルゼンスキーの口から、ウマ娘は「強欲」であると明言されており、公式に「恋はダービー」なる曲があったり、ストーリー中かなり恋愛方面での強欲さを見せているキャラもいる。
ちなみに、重馬場とは馬場(コース)の含水率が高い状態を表す用語である。湿度が高く、しっとりしているということか。
主な該当者(?)
トウカイテイオー
成り立ちや語源には特定のウマ娘に限定する要素は特にないが、現時点だと何故か関連の作品の割合が非常に高いキャラ。
これは、アプリ版でのトウカイテイオーが、育成中の追加練習イベントの会話でトレーナー(プレイヤー)が他のウマ娘の走りを見ていた事に嫉妬して対抗心を燃やしたり、湿っぽいと捉えられるような台詞が所々あった点からの連想と見られる。より詳しい解説はご本人の記事にて。
誰が呼んだか「しっとりテイオー」、「闇のテイオー」なるタグまである。
シンボリルドルフ
史実におけるトウカイテイオーの父である彼女の場合は、イラストそのものは少ないものの小説において時にテイオーさえ圧倒しかねないほどの独占欲を見せる作品が多い。これは、ゲームにおいて彼女のレベルを上げると『独占力』というスキルが習得可能になることや、保護欲が強いという性格と「皇帝」という異名から発想が飛躍した結果ではないかと思われる。
さらには、「嫉妬リルドルフ」というタグも存在する。「この親にしてこの子あり」は競バでやって欲しいものだが……。
マヤノトップガン
なお、実際にゲームをやってみると、むしろ同室(トウカイテイオーと)のマヤノの方がずっとドストレートかつしっとりしてるというのは有名な話。
ただのおませさんだと思われがちなのか、二次創作ではトウカイテイオーよりははるかに出番は少ないものの、公式準拠だとすれば常にトレーナーに愛を囁き、隙あらば周囲にもトレーナーへの愛を語りまくる彼女こそ、最もこのタグに相応しいと言えなくもない。
ナイスネイチャ
公式で『囁き』というデバフスキルを持つ上にその半ばギャルゲー染みた展開から彼女キャラとして人気を博していた人物。……なのだが、育成ストーリーにおいてもなんだかんだで好意をそのまま伝えてくる純愛さが特にピックアップされたのか、もっぱら「卑しか女杯」のタグだけで、極端にヤンデレ化されたイラストは少なかったりする。
トウカイテイオーVSマヤノトップガンVSナイスネイチャ。いつかこうなると思った。
アグネスタキオン
実験好きのマッドサイエンティストなことで知られるウマ娘。得体の知れない薬の製作に没頭していることや世話を焼くトレーナーに少しずつ依存していく描写、習得可能なスキルに『独占力』があることも合わさって、テイオー程ではないが小説・イラストの両面で多くの作品が投稿されている。彼女の場合は科学者設定も相まって様々な薬品を製作できる分二次創作とも相性が良く、他のウマ娘と比べても多種多様なシチュエーションを組めるのも大きい。作品によっては「アグネス妬キオン」などの個別タグが付けられる場合も。
ちなみに後述の通り、相方のマンハッタンカフェも重馬場界隈での人気が高い。
ライスシャワー
アニメ版・アプリ版を含めて幸の薄い気弱なウマ娘。ゲーム版においてはトレーナーを「お兄さま / お姉さま」と一途に呼び慕い、最終的には("心中で"ではあるが)「世界で一番大好きな人」とまで言い切ったり、固有スキル『ブルーローズチェイサー』の発動演出が片手にナイフを構えて走り出すというなかなか物騒な内容であったり、ミホノブルボンとのバトルの結果で誹謗中傷されるなどの展開から、何かしらに絶望して闇堕ちしそうな雰囲気が強調されたイラストが散見される。
また、同じくトレーナーを「お兄ちゃん / お姉ちゃん」と呼ぶキャラクターでもあるカレンチャンが登場したことで、こんな展開も見られるようになった。
また、古き良きヤンデレCDとの共通点(光モノを=ナイフを出してくる、妹キャラ)があるため、そちら系列のイラストも存在する
カレンチャン
そのカレンチャンと言えば、ダイワスカーレットの育成中、学園祭で突然現れ、よりによってダイワスカーレットのトレーナーを誘惑するなかなかのワルい娘。(一説によるとダスカトレとカレトレは実は同一人物であり、カレンチャンとの思い出を思い出すより先にダスカと会ったのがダスカトレで、先にカレンと出逢ったのがカレトレと言われている)
そのあざとさとかわいさを武器に、他人様の男を、それも目の前で堕とそうとする様はインパクト絶大。
SNSにおける超有名人という立場も利用できる実力があるため、フォロワーを活用して「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」を社会的に逃げられなくする怪文書も。その様を固有スキル名にかけて「LockonCurren」と呼ぶ人もいる。
ダイワスカーレット
全てのトレーナーが必ず一度は育成する彼女は、「一番であること」に並々ならぬ執念を持ち、それはレース以外でも遺憾なく発揮される。そして前述のカレンチャン乱入イベントでは、カレンチャンに誘惑されて思わず鼻の下を伸ばしてしまうトレーナーとカレンチャンの両方を牽制するが如く、上記のトウカイテイオーのような嫉妬心を顕にしている(トウカイテイオーと違い、レースと関係ないところで発動したところがポイント。そういう意味ではトウカイテイオーよりも独占欲が強いかもしれない)。
「唯一のチュートリアルキャラ=トレーナーが必ず一番始めに育成する」こと、「何に対しても強い対抗意識を持ち、とにかく一番に拘る」こと、そして学園祭での前述の事件も相まって、プレイアブルキャラとして最年少クラスと推測されながらも、「恋愛方面でも一番になりたがる」のではという連想から重馬場界隈では静かな人気がある。
余談だが、サポートカードのレアリティR(レア)の背景には数種類あるが、これまでダイワスカーレットとカレンチャン、そしてシリウスシンボリのみ背景がトレーナー室だったりする。2021年11月1日時点でこの三人のみである。
これがなにを意味するのか、それはまだ、誰にもわからない。
グラスワンダー
アニメ版における、親友への看病にかかりきりでレースを疎かにしていたスペシャルウィークに対する諸々の言動が“他の者ではなく自身に目を向けさせようとする”ものだったことや、固有スキルの発動時に薙刀を振り回すというライスシャワーほどではないが妙に物騒な演出なため、一度キレたら何をするか分からない意味でもちょくちょく彼女のヤバめな作品が投稿されている。また、「愛が重馬場」というタグが付けられた最古のイラストはグラスのものである。
なおスペに対してのそれは実際にはこのウマが彼の不調に気づき遠慮してしまったライバルに見せた敵愾心に近いものじゃないかとも言われており、ゲーム版の自分の育成シナリオでは逆の立場になったりする事もある。
誰が呼んだかグラス病ンダーと言われることも。
サトノダイヤモンド
名門資産家サトノ家の令嬢。明るく天真爛漫な性格の相方と比べ危うく陰のある印象や、相方育成中等の赤スキル持ちNPCの存在もあり、
育成キャラクター登場前からヤバめの二次創作作品も揃っていた。
もっとも、ただでさえ家の悲願を一身に背負い、純粋で好奇心旺盛な箱入り娘なので、
彼女に『束縛』されるのもそれはそれでと扱われたり妄想が掻き立てられたりしたのだろう。
育成シナリオで合格した際の恰も許婚として任されたような空気は気のせいだろうか……
エイシンフラッシュ
公式に上記のマヤノトップガンに匹敵、いや、それ以上かもしれない怪物が、8月に登場した彼女、エイシンフラッシュである。というのも彼女は元々完璧主義かつ、ストーリーの最序盤でいきなり実父にトレーナーを紹介してくる。ウマ娘が担当に恋愛感情を抱くストーリーは珍しくないが、彼女の場合は実の親が出てくることもあり、ストーリーが進めば進むほど外堀が埋まり、ついにトレーナーに残された選択肢は結婚一択となる。重馬場界隈期待の大物である。ウマ娘に人間が勝てるわけがないとは彼女の談。
余談だが、彼女も固有スキル発動時にエストック(刺突用の片手剣。エペの原形)を持っている。お前もか。
なお、後日実装されたプレイアブル最大キャラで、いきなり無人島に連れてきてプロポーズしてくるヒシアケボノと王子様を捕まえるためにとんでもない怪力を手にしたカワカミプリンセスはマヤノトップガン、エイシンフラッシュに並ぶド直球さを見せたため、今後この界隈で急速に人気を獲得する可能性がある。
マンハッタンカフェ
元々口数が少なく霊感を持ち、常に(他からは見えない)お友だちと話しているという強烈な個性に加え、旧設定で「トレーナーに対して執着心を秘めている」とまさかの公式が明文していたというもはや公式ヤンデレとも言うべき彼女だが(後にこの設定は変更されている)、ゲームに育成キャラとして実装されたあたりから特に怪文書が次々と生産されており、その界隈で圧倒的な人気を博している。こちらも重馬場界期待の大物である。
桐生院葵・駿川たづな
卑しカラスの『ウマ娘』版、卑しか女杯の誕生を語る上で、この二人を外すことはできない。育成ストーリーやサポートカードストーリーなどでトレーナーとデートに行きながら親交を深めるこの二人も、重馬場タグを付けられた作品が多い。ただし、作品は多いと言っても他のウマ娘に気圧される当てウマ役にされたり巻き込まれるタイプのものが大多数で、単独でヤンデレ化されることは少ない。
樫本理子
アオハル杯から出てきた理事長代理。登場した段階で闇堕ちしており、立場を利用してトレセン学園を支配しようとする。そんな彼女だがサポートカードストーリーではまだクラシック級なのにトレーナーを一泊二日で温泉旅館に連れ込む。桐生院さんはURAファイナル終わるまで待っててくれたぞ…
「学園を乗っ取ってトレーナーを寝盗る、ウマ娘の恋路に立ち塞がる天敵ポジ」になるかと思いきや、運動オンチだったり考え方がポンコツを究めてたりなかなかすごいため、ネタ方面に走りやすい。まだごく最近出てきたためか2021年9月現在怪文書などの小説しか確認できなかったが、その性質上今後急増する可能性が高いためここで紹介した。
もちろん、スペシャルウィーク、サイレンススズカ、メジロマックイーンなど、上記以外のウマ娘を題材とした作品も多数存在する。
中にはスーパークリークのように、「愛が重い」と言っても明らかに方向性が違うパターンも。
誰が呼んだか「走る西松屋(子供用品店)」。
馬主様、お許しください!
愛が重馬場杯(仮)
これは、どのウマ娘が一番愛が重いのか、統計をとってみた項目である。
2021年9月12日11時までに、「愛が重馬場」タグに登録されたPixivのイラスト作品を対象に、登場回数1回につき斤量1kgと換算したものである。ただし、判定が難しい場合についてはケースバイケースで無効として扱っている(駿川たづなやハルウララなど)。
集計ミスなどがあったらすいません。
- 40位(斤量1kg)
イクノディクタス
タイキシャトル
テイエムオペラオー
ハルウララ
ビワハヤヒデ
ファインモーション
メジロアルダン
メジロドーベル
ユキノビジン
リトルココン
ハルウララについては、本気なのか天然なのか判断が難しかった。このため解釈次第では順位が多少変動する。本気でウララが病むようになったら『ウマ娘』も終わりではなかろうか。
- 34位(斤量2kg)
サクラチヨノオー
タマモクロス
ツインターボ
ヒシアケボノ
メイショウドトウ
- 33位(斤量3kg)
ハッピーミークは珍しくトレーナーが直接絡まない。(自身のトレーナーが関わっていることが多い)
- 26位(斤量4kg)
オグリキャップ
キングヘイロー
フジキセキ
マチカネフクキタル
マンハッタンカフェ
ミホノブルボン
- 25位(斤量5kg)
何かとトレーナーと絡む機会が多い彼女であるが、桐生院葵とは違って積極的にならないのでこの順位。
- 22位(斤量6kg)
ゴールドシップ
ナリタタイシン
恋人というよりは悪友ポジのゴルシがそれなりに量を集めているのがやや意外か。それでも彼女にしてみたいという人徳ならぬウマ徳があるからなのだろう。
次の瞬間に何をするかわからないような性格なので、突然ヤンデレじみた言動をとっても違和感がないのかもしれない。
- 20位(斤量7kg)
サクラバクシンオー
エアグルーヴは愛が重いというより、姐さん女房といった感じか。
- 18位(斤量9kg)
マヤノトップガン
愛が重いはずのマヤノトップガンなのだが、根がさっぱりしている事や百合展開にしようにも相方が、愛が重馬場界隈では至って乾燥しているナリタブライアンなので票が伸びず。
- 17位(斤量10kg)
スペシャルウィークはサイレンススズカとの絡みが多い。
- 14位(斤量12kg)
スーパークリーク
セイウンスカイ
キタサンブラックは陽気なキャラだが、トウカイテイオーとの絡みで病む傾向があって、意外と量が多い。
- 13位(斤量13kg)
実装されるのが遅かったからか、重さの割にはこの量。
- 12位(斤量15kg)
妹キャラであるが、トレーナーを利用してやろうという魂胆があからさまな小悪魔でもあるので、この量に。
実は……軽い外見とは裏腹に硬派なウマ娘であり、結構愛が重い部類に入るのだがネタバレになってしまうのが辛いところ。所持未所持のギャップが大きい。
- 11位(斤量17kg)
- 10位(斤量18kg)
- 9位(斤量20kg)
立場的には駿川たづなとほぼ同じなのだが、ウマ娘並みに積極性が高い傾向にあるためこの順位に。
- 8位(斤量21kg)
- 6位(斤量26kg)
メジロマックイーン
- 5位(斤量36kg)
愛が重馬場タグでは後発だが、怪文書界での圧倒的な支持を受けてかこの順位。ウマ娘同様まとめて蹴散らすか?
- 4位(斤量38kg)
悪くいえば、これでもかといわんばかりにヤンデレの要素を詰め込んだキャラクターなので上位に食い込んでくるのも当然だといえるがトップとはいかなかった。
彼氏にさんざん貢いだあげく、騙されていたことに気づかされて刺しに行くといったタイプなので、
- トレーナーにGPSをしこむ
- 合鍵を用意して事前にトレーナーの自室に忍び込む
尚、"勝負服で短剣を装備している事""アニメでの覚醒"もあって、ヤンデレ時のインパクトは他の上位者さえ凌駕する場合が多い傾向にある。
ライスシャワー「突いてく、突いてく……。」
- 3位(斤量42kg)
口に蜜あり腹に剣あり、といった性質の重さでこの順位に。ただし、対象にはトレーナーだけではなくスペシャルウィークも含まれている(寧ろスペの方が多い傾向すらある)。
- 2位(斤量47kg)
マッドサイエンティストとしての使い勝手の良さと育成ストーリーでトレーナーに対し明らかに依存している姿が目撃されてる為か、量を集めた模様。
そして栄えある(?)1位は……
トウカイテイオー
その斤量は153kgと、並み居る強豪をテイオーステップでぶっちぎる圧勝劇である。このウマ娘なら1t超えもいけるかもしれない。
なにはともあれ、トウカイテイオーをヤンデレテイオーにした人たちは馬主様に焼き土下座とまでは言わずとも、トウカイテイオーの墓参りくらいは行くべきなのかもしれない。
結果を見れば大方の予想通りだと言える。ただ、この統計では、陽気なキャラや男らしいキャラがあまりランクインしてこなかった。マヤノトップガンが伸び悩んだのも基本的には陽気なキャラだからだと言えるし、ダイワスカーレットが10位以内に入ってきたのに相方(?)のウオッカがランクインしないのも興味深い。なにより、テイオーがぶっちぎったのも、アニメ版で陽気なキャラでありながら闇堕ちしかけたのが影響しているのではないかと思われる。
関連イラスト
関連タグ
ウマ娘プリティーダービー ウマ娘プリティーダービー(ゲーム) ウマ娘プリティーダービー(二次創作)
愛が重い ヤンデレ
重馬場な各キャラの個別タグ
トウカイテイオー | 闇のテイオー/しっとりテイオー/ヤンデレテイオー |
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シンボリルドルフ | 嫉妬りルドルフ |
ライスシャワー | おかゆになってしまってますね |
グラスワンダー | グラス病ンダー |
アグネスタキオン | アグネス妬キオン |
セイウンスカイ | セキランウンスカイ |
カレンチャン | LockonCurren |
ハルウララ | ワルウララ |
サトノダイヤモンド | 病むイモ |
キタサンブラック | キタサンBLACK |
ゴールドシチー | ゴールド湿地 |