最初に
本項を読む前に、まず公式規約を読んでおこう。
応援してくださっているファンの皆さまにご注意いただきたいこと
公式に無い要素が付与された場合、そのキャラのイメージが公式と異なり、ややもすればキャラのモデルの競走馬のイメージに影響するため、公式に無いキャラ設定の追加は控えるよう留意しよう。ウマ娘は半生だからである。
……それでも付けたいのならば、今一度規約を読んで欲しい。
そもそも、「掛かる」とは?
現実世界の競馬は、馬と騎手が協力してレースを走りぬくものである。
特に3000mクラスの長距離走では、体力を終盤まで温存しないとバテて失速してしまうので、それ相応のペースで走るように騎手が指示するが、
そんな事情を知ってか知らずか、騎手の指示を無視して暴走するお馬さんが時折いる。この状態を「掛かる」という。
そして、暴走しようとする馬と、それを抑えようとする騎手の様子を見て実況は「掛かっているかもしれません」と言うのだ。
代表的な例は2003年の京成杯で、この時人気だった武豊騎手鞍上のブルーイレヴンが鞍上の制御を無視して大暴走してしまい、終盤バタバタになってしまって大惨敗してしまい、レース後武豊曰く「僕にはもう無理です」と匙を投げられてしまうほどだった。
特にこれといった「掛かり」が発生しない状況を作るコツとかはないので、起こってしまったら潔く諦めるしかないというのが悲しいが現実である。
…まぁ、ウマ娘世界では「掛かり」に備え、回復スキルガン積みするとかで影響を低減させる方法はあるにはあるが。
つまり?
ウマ娘が掛かっており、誰か(大抵の場合はトレーナー)の命もかかっている状況である。
ウマ娘達は、競走馬並みの脚力を持つだけでなく、5tほどある特大のタイヤを引きずったり、10枚ほどの瓦を一撃で割ったりできるだけのバ力(「"ウマ"力」、決して「バカ」ではない)も持っている。
知能も高く、なおかつとんでもない怪力を誇るウマ娘が、万が一にも暴走したら。確かに人外と思われるトレーナーもいない訳ではない。しかし大多数のトレーナーはおそらく人間(哺乳類霊長目ヒト科、学名ホモ・サピエンス)である。
一度暴走してしまったウマ娘に人間が抵抗するのは、それこそ命懸けの行為であり、よほどのことがない限り不可能である。
当然だが、ウマ娘に喧嘩を売るなど、もはや自殺行為である。
「落ち着きを取り戻せるといいのですが」
余談
前述したように、命がかかっているのは必ずしもトレーナーではない。
トレーナーなどの行動でウマ娘の側が命の危機に晒されている場合もなくはないのだ。