概要
創作や執筆、工業製品の開発などで行われる手法。いきなり完成を目指して細部まで細かく作り込む手法では、不整合の発覚などで要素の大部分を変更することになった際、多くのコスト(時間・手間)を無駄にしてしまうことになる。
そのため、試作あるいは当たりを付ける目的で大雑把に、あるいは最低限の動作確認を目的として大雑把なプロトタイプを作成するのである。
ピクシブ百科事典の仮作成
ピクシブ百科事典においては、自分で記事を執筆する知識・意欲がないユーザーが執筆依頼目的で内容がない記事を作成する行為を仮作成と呼ぶ者もいる(いわば、メイン画像のようなものである)。
『本記事はただいま執筆依頼提出中です。正しい記事内容を作成できる方は記事の執筆をお願い致します。なお、第三者の権利を侵害しないよう十分注意してください。』 |
規約にこの手法を明確に禁じた項目が存在しないことをいいことに、上記のテンプレートを用いた記事を多数乱立していたユーザーが複数おり、「立て逃げ」として顰蹙を買っていたが、2023年3月に公開された公式のガイドラインで「記事内に情報が十分に存在しない記事」の禁止が明記され、「仮作成は百科事典の主旨に反する」ことが示された。自力で内容のある記事を作れないユーザーは、仮作成を行わず「執筆依頼」記事で作成依頼をするべきである。
なお、上記のテンプレートを仮作成のために用いるのではなく、初版が中傷的あるいは虚偽の内容、もしくは無断転載や立て逃げ同然の記事に対して、白紙化の代用として用いることもある。これは問題のある記事を処理する際に、白紙化よりは穏当な対応となりえる。
ちなみにWikipediaでは、まだ不十分だが発展可能性のある記事を「スタブ」(切り株の意味)と呼ぶが、これは書きかけの記事のことを指し、ピクシブ百科事典でしばしば見られるような内容が空っぽの記事のことではない。