機体説明
型式番号RGM-89H。
U.C.0094から配備が開始されたRGM-89D ジェガンD型をベースとして、特殊部隊用として強化されたジェガンのバリエーション機。通称ダッフル・ジェガン。
U.C.0089に生産開始されたジェガン系MSは地球連邦軍の主力機として活躍していたが、戦場のエース級パイロットからはより高スペックの機体配備を望まれる声も少なくなかった。
大型化したバックパックのスラスター出力によってモビルアーマー並みの加速力を誇り、機体とメインスラスター部の間に可動域を追加したことで推力偏向機能も強化されている。サブ・フライト・システムなしでの単機による高速戦闘を可能とし、主兵装であるビーム・ライフルには継続戦闘能力の強化が図られ、腰左右のウェポン・ラックには予備Eパックが装備された。また脚部にはマルチ・ミサイル・ポッドを装備することにより、そのスラスター性能を活かした宇宙用モビルアーマー同様のヒット&アウェイを主な戦法とした。
しかし可変モビルスーツのRGZ-95リゼルの制式採用により、少数が生産されたのみに留まったと言われているが、この機体の系譜はRGM-89R ジェガンR型へと繋がっていった。