龍素実験中に偶然発見された龍素記号Sr。その結晶体であるスペルサイクリカは、失った知識を取り戻す力を持っていた。
効果
龍素記号Srスペルサイクリカ |
SR 水文明 コスト7 |
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 6000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。 |
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
概要
『ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ』にて登場したクリーチャー。
コスト7以下の呪文を墓地から踏み倒せるカードで、ドラゴンなのでサポートも豊富なのが強みの1つ。
コスト7以下かつ文明指定無いので、まず考えつくのは英知と追撃の宝剣の再利用。
殿堂カードは1枚しか採用できない為、墓地落ちへのリカバーとしても有能。
Dの博才サイバーダイス・ベガスで相手ターンに唱えた呪文を、自分ターンに踏み倒して使える。
ロスト・ソウルの様な強力だが重い呪文も多く、盤面にクリーチャーを出しつつ高コスト呪文で攻める事が可能。更に唱えた呪文を手札に回収する為、低コストの優秀呪文の連発も可能。
序盤から手札交換で不要な呪文を落とし、シヴィル・バインドの様な使いどころの限られた呪文でも、手札に抱える事なく狙ったタイミングで使える。
当然問題点や比較対象もある。
まず破壊されるとデッキに戻ってしまう。この効果により単体ではフォース・アゲインとのコンボができない。
登場時効果のみなので盤面に干渉する手段が無い。
もっとも、侵略元にしたり等利用手段が皆無では無い為、このあたりはプレイング次第か。
問題は比較対象となるクリーチャー達。デッキコンセプトと合ったカードをしっかり考える必要がある。
ドラゴンでは無い点でスペルサイクリカに劣るものの、こちらはマナゾーンから呪文踏み倒しができ、序盤にマナにした強力呪文を唱えられる。
またバズレンダを使えるなら、この踏み倒し効果をマナが許す限り連発できる。
続いてスペルサイクリカを合成元とするディスペクター、龍風混成ザーディクリカ。
踏み倒しが手札にも及んでいる点で勝るが、唱えた後にデッキに戻ってしまうので、再利用のしにくさがある。
またEXライフと除去&ドローを備えているが、ナウ・オア・ネバーとのコンボに差異がある。
スペルサイクリカの場合は手札に戻る為、登場時効果自体を再度使えるメリットがあり、ザーディクリカの場合はEXライフで盤面に残る為、革命チェンジの起点に利用可能。
最後にリメイク版である龍素記号wDサイクルペディア。
踏み倒し対象がコスト4以下と狭く、ザーディクリカ同様呪文をデッキに戻す反面、ジャストダイバーや実質呪文効果の倍増化で差別化可能。
こちらは闇文明も含むので、ザーディクリカ同様に水単色ならスペルサイクリカが優先されるだろう。
背景ストーリー
最後のゼニスである「終」の極イギー・スペシャルズに苦戦する「必勝」の頂_カイザー「刃鬼」だったが、その時不思議な事が起こった。
何と時空を超越して、ドラゴン・サーガ世界からこのスペルサイクリカが参戦。更に、新章デュエル・マスターズの世界線からツインパクトを宿すクリーチャー、闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザーと聖闘の精霊龍セイント・カイザーも刃鬼の援軍として駆けつける。
最強の援軍を得て刃鬼を勝利に導いたのであった。
因みに、スペルサイクリカ曰く刃鬼の龍素は見た事が無いレベルの力らしく、龍素以上の力を秘めている可能性を考察している。
余談
現実の元素記号で『Sr』はストロンチウムを意味する。
関連タグ
龍風混成ザーディクリカ:血風聖霊ザーディアとの『混成』ディスペクター。
龍素記号wDサイクルペディア:リメイク版。