李斯
りし
李斯とは、中国の春秋戦国時代の秦の政治家。
概要
生年は不詳。現在の河南省上蔡の生まれ。商鞅と並び称される「法家」。
楚に仕えていた頃、ネズミが縄張りにしている場所で性格が違うことに気づき、儒学者の荀子に入門。
やがて幾多の困難の果てに秦は天下を統一。功労者の李斯は封建制から中央集権制(郡県制)への転換を説き重用され、丞相にまで出世する。
紀元前210年に始皇帝が行幸先で崩御。李斯は執事の趙高とともに遺書を改竄。長子の扶蘇ではなく末子の胡亥を跡継ぎとするようにした。
しかし、彼らの蜜月も長続きせず、2年後の紀元前208年、李斯は謀反の疑いを掛けられ九族斬罪の憂き目に遭う。