プロフィール
概要
『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の主人公。ロイド・アーヴィングが起こしたとされる「血の粛清」で両親を殺された少年。その後は母の遺言に従い叔母夫婦のもとへ向かい、希望の街ルインで暮らす。普段は気弱で素直な性格。家事を手伝っていたので料理上手。ルインでは英雄視されているロイドを前述の件で憎んでいたことから、街では邪魔者扱いされていた。
ある日、苛められていた所をリヒター・アーベントに助けられ、「勇気は夢を叶える魔法」という言葉を教わる。
洞窟でリヒターと対峙していたマルタ・ルアルディを守るためにテネブラエと契約を交わし、ラタトスクの騎士となる。
容姿
瞳の色は緑だが、後述のラタトスクモード時は赤色の瞳になる。ただし、劇中の人物が目の色の変化に気付く描写は無い。
黒いマフラーが特徴の服を着ており、これはラタトスクの契約時に変わった。作り手はテネブラエ。
元の服 | 契約後 |
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ラタトスクモード
ラタトスクの力が覚醒すると「ラタトスクモード」と呼ばれる状態となり、粗暴で好戦的な性格に変わる。
主人格であるエミルのことを弱いと嫌っているが、粗暴ながらもマルタのことは大切にしている。またエミル同様料理上手だが、盛り付けはかなり雑。
戦闘スタイル
足が速く、剣技と蹴り技を混ぜた接近戦がメイン。また、スキルの関係で空中戦を得意とする。
魔神剣や秋沙雨といった従来の技も覚えるが、オリジナルの技も多い。
更にラタトスクの力を借りることで魔物と契約を結び仲間にできる。
ネタバレ注意
その正体は、一万年以上前にデリス・カーラーンから植樹された大樹カーラーンの精霊ラタトスクそのものであり、ラタトスクモードこそが本来の人格である。
マルタに植え込まれているコアは抜け殻に過ぎず、エミルことラタトスクを守るための囮だったマルタの方が本当の「ラタトスクの騎士」であった。
エミルの人格はラタトスクが自分を守るために作り出した擬似人格であり、その姿は以前ラタトスクが殺したある人物の親友「アステル・レイカー」を元にしている。本物の「エミル・キャスタニエ」は全くの別人であり、「血の粛清」の時に両親と共に死亡している。
テネブラエはそのことを最初から知っており、「ラタトスクの騎士」としての契約も実際はラタトスク本人を目覚めさせるために行ったことである。
「血の粛清」の時にラタトスクはアステルの姿になり目覚めるも、その時点ではまだ擬人格は作られておらず、ぼんやりとした中で炎に包まれたパルマコスタを歩いていた。その時に絶命寸前の本物のエミルの母親に声をかけられ、もう目が見えなかった彼女に息子エミルと間違えられた。そのエミルの母の話を元に、ラタトスクは「エミル・キャスタニエ」という擬人格を作り上げ、エミルの母の言葉に従いエミルとしてルインへと向かった。幸いにも叔父と叔母は本物のエミルとは全く面識がなかった為、ラタトスクは疑われることなく「エミル・キャスタニエ」としてルインで過ごすようになった。
余談だが、前述のとおり実年齢は一万歳以上(裏設定上でのテイルズ史上最年長)、しかし本編で主に活躍する擬似人格エミルが生まれたのは半年前(裏設定上でのテイルズ史上最年少)、おまけに基になった肉体年齢は18歳(つまり2歳の年齢詐称)という、ちょっと無茶苦茶な記録を達成している。
他の作品での活躍
テイルズオブザレイズ
OPムービーに登場したりクレジットにて声優名が存在するため、参戦する可能性が高いとみられており、その予想通り期間限定イベント「闘技場復興大作戦」でマルタと共に参戦。
本作で、閃光乱舞、降魔穿光脚・砕牙(降魔穿光脚の技変化)、襲爪岩斬破・鳳魔(襲爪岩斬破の技変化)、弧昇斬(閃光乱舞の技変化)、虎咬裂襲翼(虎咬裂斬刺の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は「魔王幻朧剣」「襲翼虚乱旋」「ディス・インティグレイション」「アイン・ソフ・アウル」「データドレイン」「海王地顎針」「魔王獄炎波」、リヒターとのクロスオーバー魔鏡技で「クロス・リカーランス」。「アイン・ソフ・アウル」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
余談
- パッケージ絵は緑色の瞳で、キャラクター紹介の絵は赤い瞳である。
- マルタの中の人とは某ドラゴンの少女が出るラノベ作品で主人公とヒロインをやっていた。
関連イラスト
pixivでのタグはエミルが主流。
テイルズやラタトスクと併用して検索すればほとんどのイラストが見つかるはず。