ソドム百二十日あるいは淫蕩学校(Les Cent Vingt Journées de Sodome ou l’École du libertinage)とは、マルキ・ド・サド伯爵により記述された小説(ただし未完)である。
概要
舞台は18世紀のはじめごろ、ドイツ南西部において4人のフランス人
貴族が複数人の奴隷そのほかと暮らしている。貴族は倒錯した物語を語り、時にはそれを奴隷に行っていく。
記述された状況
この小説はマルキ・ド・サドがバスティーユ牢獄において執筆していた。しかし、彼はこの小説執筆中に精神病院に叩き込まれたため、草稿は彼の手元から失われた。このとき彼は「血涙を流した」といわれているが、見たものがいないため、定かではない。また、このような状況では記憶を元に作品を復元を試みる可能性があるが、それをしていないのは、「自分の想像力を超えたものを表現することが出来なかったため、復元を断念した」であるとか、「あまりの執筆量の膨大さにどうしようもなくなった」であるとか、「牢獄の中で行ったエロ妄想をわざわざ復元する必要は無い」といった理由であるとされる。
なお、この草稿は発見され、20世紀に出版されたものの、この草稿が一般に公開されたのは21世紀のことである。
この作品に関する色々
この小説は各種の評価がされている。たとえば、「性的趣向の科学的分類」であるとか、「不潔なポルノ」であるとか、「道徳的なポルノ」であるとか、「人間の性善の風刺的回答」とかあと色々。
ただし、これらの評価は実はすべてが考えすぎで「ぼくのかんがえたすごいえろもうそう」の可能性も否定できない。
また、この作品を元として映画を撮影したつわものも存在するが、さすがに完全に再現することは不可能であったといわれている。
なお、日本にこの作品を紹介したのは澁澤龍彦である。
pixivにおけるタグに関して
このタグをつけられた作品の多数が黒執事Ⅱのアロイス・トランシーのイラストである。