概要
東方ロストワードのメインストーリー第4章第3編にて登場した、地下廃区画のアリス・マーガトロイド。
他の仲間と同様、帝都のシステム下で秘置されたことにより本来的なものからは能力は変化してしまったが、各種調整と代替機能の構築により本来のものと変わらない能力を発揮している。
どこか月戦型シリーズを彷彿とさせる近未来チックな白と緑の衣服に赤いグローブ、ネコを模したような尻尾を着けている。
人形たちは猫の耳が付いたヘッドフォンを着けているなど、本来のアリス・マーガトロイドのものとはそれなりの違いがある。
汎異記号は『B5』。青い藤原妹紅や純孤に鹵獲された鈴仙・優曇華院・イナバと同じ世界群の出身である。
【コントローラ人形】
アリスと同じ姿をした人形。とても器用なので自律人形というウワサがある。
【ガス溶接人形、アーク溶接人形】
未来の世界で頑張るアリスの人形たち。ガス溶接が得意なのが上海人形こと「ガス溶接人形」、アーク溶接を得意とするのが蓬莱人形こと「アーク溶接人形」。
異なる"パターン"
元々帝都側が技師として働かせる想定だったが、それが叶うことはなくアリスは帝都を追われることになった経緯がある。
その点はこのアリスが存在するどの世界線も同じだが、そこからの行き先には、同じ世界群の中でも世界線によっていくつかのパターンに分かれる。
一つは『ザナドゥ』と呼ばれる地下組織に所属し、万能技師『人形師』として活動するというもの。
もう一つは反乱組織に所属し、人間たちに特殊戦闘服を提供するというもの。
場合によってはその両方を辿ることもある。
さらに他にも、このアリスが辿りうる運命として、"その世界での『魔力』がどうなるか"で別の重要な以下のバリエーション軸に分かれている。
- 『魔力』が完全に失われる世界では、アリスは他の妖怪たちと同様に『記憶体(アーカイブ)』となる運命にある。
- 『魔力』が弱まっていく世界では、アリスはその魔法のノウハウを人間たちに継承し、徐々に記憶体へと変化していく。
- 『魔力』が失われない世界では、アリスはその魔法を存分に発揮して、魔法装備としての特殊戦闘服を作り出す。
ストーリーにおいては秘封ロストワード記号B2のアリスが1か2、メインストーリーのアリスが2か3に該当する様子。
いずれにしてもアリスはひとりだけで目的を達することはできないため、結果的に仲間との絆が物を言うことになるようだ。
また、似たような立場に同じ世界出身のレミリア・スカーレットや西行寺幽々子、八雲紫がいる。
幽々子は『記憶体データの調達』、レミリアは『メタ物質(マテリアル)の生成』、紫は『記憶体をもとに設計を組むこと』に長けていたらしい。
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
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式 | 支援式 |
気質 | 霜柱 |
拡散 | テクスチャプリンタ |
集中 | マテリアルガン |
スペカ1 | 操符『マリオネットパラル』 |
スペカ2 | 操符『マニピュレイトパペット』 |
ラスワ | 『アトリエ・グランギニョル』 |
テーマ曲
地下廃区画のアリスのテーマ曲は、DiGiTAL WiNGの「Rainbow note」。原曲は「人形裁判 ~ 人の形弄びし少女」。
余談
気質は『霜柱』。氷点下の気候下において、毛細管現象によって土中の成分が地面に染み出して柱状に凍ったもの。
このアリスの服の色は白と緑、人形の服の色は蒼色になっているが、これは東方非想天則の3Pカラーが元ネタとなっている。非想天則では『ローゼンメイデン』の翠星石のような茶髪と緑色の服の組み合わせであるが、こちらが金髪のままであるためかつてGRIFFON ENTERPRISESで販売された限定カラーのアリス・マーガトロイドのフィギュアのカラーリングに近い。
スペルカードは東方妖々夢からの採用。いずれも体験版の3面道中で使用されたもの。操符「マリオネットパラル」は体験版Plusのみのスペルカードで、Web体験版(0.05以降)ではマリオネットパラルが廃止、代わりに操符「マニピュレイトパペット」が追加された。しかしこれも0.09以降には廃止され、製品版でこれらのスペルカードを披露することは無かった。
操符「マリオネットパラル」
操符「マニピュレイトパペット」
ラストワードは「グランギニョル座の怪人」のアレンジ。