チェリッシュ(金色のガッシュ!!)
ちぇりっしゅ
概要
魔界時代、テッドと家族同然に過ごしてきた魔物の少女。宝石のような石を放つ呪文を使う。
パートナーのニコルとの出会いは彼女の担当していた保護区内、テントもなく野営して何かの鳥を丸焼きにして食そうとしていた彼女を発見した。
原作とアニメ版では性格や設定が全く異なる。
原作では、途上国に住む孤児達の母親代わりとなり、世間や大人たちを恨んで荒んでしまった子供たちの心に希望を与えていた。心優しく気丈であるが、パートナーであるニコルがリオウによって呪いを掛けられてしまったため、止むを得ずリオウに協力していた。
ゼオンがファウードの支配者となった後は、ザルチム及び呪文を覚えていなかったパピプリオ同様、「ゴデュファ」の契約を受けなかった。ゼオンへの絶対的服従を拒むも、「バルギルド・ザケルガ」の激痛によって激しい呪縛を与えられ、戦いを無理強いさせられてしまう。数の鉄扉のトラップで乱入してきたテッドにも攻撃を強制させられるが彼の戦う姿と願いにより本来の芯の強さを取り戻し、ガッシュたちにゼオンのいる部屋への道につながる扉を教える。「雷の結晶」による呪縛で心が砕ける寸前まで追い詰められるが、テッドが捨て身の「ドラグノン・ディオナグル」によって結晶を破壊した(その際結晶を腹部に隠していたギャロンを倒している、というか本来ギャロンとの戦闘であるはずだがテッド的にはそちらはついで、初めからギャロンは眼中に無かった)事で呪縛から解放され、テッドが魔界へ帰る直前に彼にキスをした。
テッドの代わりにゼオンを倒すことを誓い、危機に陥ったガッシュたちの元に駆けつけ、新呪文「グラード・マ・コファル」で柱に閉じ込められたティオ・キャンチョメ・ウマゴンの解放を試みる。善戦するがゼオンへの恐怖が完全に消えていなかったこと、彼のパートナーであるデュフォーのアンサートーカーの能力に技を見抜かれて「ジャウロ・ザケルガ」が自分の本を掠り、火がついてしまう。最後はテッドや魔界の子供たちの幻に支えられ、ティオ達全員の救出に成功。ゼオンを哀れむ言葉を残して魔界に帰った。
アニメ版では、テッドとの敵対理由が異なっており、両親の殺害犯をテッドだと思い込んでいたことによる逆恨みであった(真犯人はゾフィス)。
テッドの説得により誤解を解いて和解することができたが、その直後にリオウに差し向けられたファウードの心臓の体内魔物に本を燃やされ、魔界に送還された。
続編『金色のガッシュ!!2』では、テッドやレインと共に子供達を守るために命を落としたと語られていたが、後にガッシュの口からテッドやレインと共に生存していることが語られた。
呪文
- コファル
小さな宝石を放つ。
- ゴウ・コファル
大きな宝石を放つ。上位呪文の「ギガノ・コファル」と比べ弾速と宝石の硬度がやや高め。
- ガレ・コファル
指先から一個ずつ小さな宝石を放つ。10発同時に放つことも5発ずつ二度に分けて放つことも可能。
- ガンズ・ゴウ・コファルガ
「コファル」よりもやや大粒な宝石を乱射する。「ガレ・コファル」より範囲が広く、回避しづらい。
- ギガノ・コファル
巨大な宝石を放つ。
- ディオガ・コファルドン
チェリッシュの最大呪文。超巨大なダイヤモンドの様な宝石を放つ。
- グラード・マ・コファル
スコープのついた巨大なライフル銃を出し、それを持って宝石の弾丸を撃つ。銃を構える術者の地点以外の離れた2箇所に鏡「射撃地点(ミラーサイト)」を設置し、そこから狙撃する事も可能。チェリッシュを守るテッドの姿によって目覚めた呪文。アニメでは未使用。
- シン・グラード・ガンズ・コファル
「グラード・マ・コファル」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
- ガンズ・コファル
『金色のガッシュ!!2』において新たに登場した術。
使用者はチェリッシュ本人ではなくジギーという魔物であり、チェリッシュの力が入った瓶から発動した。
複数の宝石の弾丸を放射状に放つ。