ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ビッグモーター社店舗前連続除草剤散布街路樹枯死事件の編集履歴

2023-08-08 15:22:46 バージョン

ビッグモーター社店舗前連続除草剤散布街路樹枯死事件

びっぐもーたーがやってもーたー

大手中古車販売店「ビッグモーター」が散布した除草剤により、各地で街路樹が枯死した事件。

概要

2023年夏に明るみになった事件。

発端は2022年夏に群馬県ビッグモーター太田店前で、街路樹が不自然に枯れている状態に住民が気付き、県太田土木事務所が17本の枯れた街路樹を伐採した件にある。

この時に木が枯れた原因を特定するための土壌分析で除草剤の成分が検出されたため「何者かが公共物の街路樹を人為的に枯らした可能性がある」と見なし、被疑者不詳のまま警察へ被害届を提出した。現場に設置された犯人の情報を募集する看板がTwitterへ投稿され、ビッグモーターの保険金不正を巡る不祥事が連日報道される中で、本件の看板が注目を集め、他の店舗についてもGoogleストリートビューで定点観測したところ、同じように不自然な街路樹の枯死や撤去の痕跡が次々と発見された。

その後、各社の取材によりビッグモーター本部が各店舗に強制していた『環境整備点検』に対応するため、店舗の敷地に留まらず付近に散布した除草剤により、各地(2022年に閉店した静岡県の浜北店など、過去にビッグモーター店舗があった場所も含む)で街路樹の枯死が続いた。会見にて社長が「甘い認識で除草剤を撒いてしまった」と話している。尚、無断で除草剤を撒いたり木を切り倒すなど故意に木を傷付けた場合は器物損壊罪および道路法の道路付属物損壊罪、また使用した除草剤の種類や分量によっては農薬取締法違反に当たる可能性がある。

それもあり、東京都でも都内のビッグモーター周辺の公道を調査すると、都内でも上記の枯死事案に加え作為的に伐採された形跡が発見、これに小池百合子東京都知事は「更なる調査を続行する。結果次第で厳正に対応する(要約)」と明言した。


8月に入り、前述の太田店を始めビッグモーター側が除草剤で街路樹を枯らしたり違法に伐採を行ったことを自治体の調査に対して認めているが、器物損壊の時効は3年のため時期によっては実行者の刑事責任を問えず民事による損害賠償および原状回復(除草剤で汚染された土壌の入れ替え、枯らした樹木と同じ種類の植え直し)に留まるケースも想定される。

ただ、街路樹を枯らした事でいつ倒壊してもおかしくない状況であった為、枯らされた街路樹が倒壊して道路を走行中の自動車に直撃する危険が孕んでおり、放火及び殺人未遂に問われる可能性は有る。


騒動の背景

端的にはビッグモーターの前副社長・兼重 宏一氏率いる『ロイヤルファミリー』による店舗査察『環境整備点検』による弊害である。

当初から『環境整備点検』はあったものの、前副社長が経営権限を握ってからはその視察内容が異常化(一部では「点検内容が倍加した」との声も)し、ビッグモーター店舗では『環境整備点検』の前日には夜通しで清掃作業に徹しなければならず、前述の苦行を実施したとしても、指で摘まむのも困難な雑草が僅かにでもあれば、即座に降格通知が来るのもままであった。

酷い場合だと、店舗近辺の公道の草や落ち葉だけ見て(=店舗敷地を見もしないで)即降格本末転倒な事例もあり、事実上の前副社長による恐怖政治が横行・常態化していた

尚、元社員の話によると「余りにも小規模の雑草の場合は燃やした(要約)」とも答えている。


街路樹の枯死以外では、愛知県の名古屋茶屋店において一定規模以上の敷地面積を持つ事業所に都市緑化法で義務付けられている店舗敷地内の芝生や植え込みによる緑化が2018年の開店直後は見られたのに、現在は舗装で緑化地帯が完全に消失した違法状態となっていることが名古屋市の調査で判明している。

さらに石川県イオンモールかほく店では、吸収合併前のハナテン中古車センターが出店した当時は敷地内にあった植え込み部分をビッグモーターへ転換した後で勝手にコンクリート舗装していたことが発覚し、被害に遭ったイオンリテールでは「法的措置を含めて厳格に対応する」としている。


また、中古車業界全体で見ると、街路樹そのものを「店舗清掃における諸悪の権化「店舗を見え難くし来客を遠ざける障害物とするネガティヴな総意が蔓延していたのもある。


反響

ストリートビューでは福島県の郡山店前で、店員が街路樹に除草剤を撒いている現場が激写されている。この時に使用していた除草剤がオレンジ色のボトルからフマキラーの『カダン除草王であると特定され、全国のホームセンターで『「ビッグモーター実証済み」除草剤』として売り切れが続出。フマキラーの株価を大きく押し上げる要因となった。


ネット上ではビッグモーター以外の自動車販売店付近でも、同じように街路樹が枯死する現象が起こっていると指摘されているが、名前の挙がった1店のネッツトヨタ石川では「当該店舗前の国道の拡幅工事実施の際に、歩道の幅縮小工事が行われており、その一環で街路樹も撤去がなされたものと認識している」と公式サイト上で経緯を説明する事態となっている。


関連タグ

ビッグモーター 除草剤 環境破壊

ビッグモーター副社長構文

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました