分類
| 和名 | ネギボウズガニ |
|---|---|
| 学名 | Brachyurices esurio |
| 科目 | ネギガニ科 |
| 重さ | 8 |
| 弱点 | 全体 |
概要・生態
『ピクミン3』に登場する原生生物で、剥いたタマネギにそっくりな体を持った蟹のような姿をしている。見た目と同様に、ほのかにタマネギのような匂いがするらしい。シオマネキのオスのように右側のハサミだけが大きく発達しており、左側のハサミは異常に小さく、退化しているのか全く使われない。また、実際の蟹と同様に横歩きで移動する。
右腕のハサミでピクミンを捕食するほか、弱点である本体にピクミンを投げつけるとハサミを盾にして防御してくる。突撃に対しては器用に脚を伸ばして回避しようとする上、泡を吐いてピクミンやリーダーを行動不能にしてくることもある。
動きもなかなか素早く、真正面から戦うとかなりの強敵である。青ピクミン以外が戦闘を行うのは危険な水辺に生息していることが多いのも厄介な点。
ハサミはスイショウで覆われており、岩ピクミンをぶつけ続ければ破壊することが可能。ハサミさえ破壊してしまえば捕食される危険がなくなり、逃げ腰になって一気に弱体化する。
岩ピクミン以外だとイモガエルの踏みつけも有効。また、バクダン岩を持ったピクミンを目の前に置くと、器用にバクダン岩だけを摘んで食べるので一撃で倒せる。直接ぶつけてしまうと効果が薄れるので、是非とも食べさせるべし。
『ピクミン4』では稚ガニのカニンコが登場。カニンコは地中から目だけを出して待ち伏せする個体が存在する。
カニンコのオリマーメモによると、成長過程がカニと異なりタマネギ状の体のみ生まれて地中から栄養を吸収、成長してカニになるという植物的な成長をすることが明らかとなった。歩根類と近しい生き物であるのかもしれないとも推測している。
なお、『4』版のカニタマは若干カラーリングが『3』の個体と比べると変化しており、紫がかった頭頂部が黄緑色に、紫と薄い青色で構成されたハサミが水色になるなどの変更が加えられている。同じ『3』仲間のウオノコなどは大きいデザイン変更は行われていないため、所謂ケダマグモと同様の地域特性による違いだと思われる。
本作では「とこなぎの浜辺」にてカニンコと共にそれなりの数が生息しており、『3』と比べると生息域がそこそこ広い。日没時にはカニンコ達と共に群れで狩りを行う場面もあり、恐らくこれが本来のカニタマの食事方法と推測できる。
『3』とは異なり中距離からの突進を行えるオッチンの存在や氷ピクミン、爆弾をより簡単に使用できる仕様から、ぶっちゃけ本作では岩ピクミンや羽ピクミンに頼るまでもなくかなりあっさり撃破できる程相対的な弱体化をされている。
ちなみに、『4』のカニタマのハサミは『3』の個体と比べると貧弱の様で、岩ピクミン以外のピクミンでも一定のダメージを与えればハサミを破壊することができる。もっとも、ハサミにピクミンを器用に当てるなら多少雑でもカニタマ本体にピクミンを当てた方が楽なのであまり有用ではないが…。
オリマーメモによると、ハサミは獲物の捕食や外敵から身を守るために使われる他、しきりに打ち鳴らすのはメスへの求愛のためであり、このハサミはまさにカニタマにとっての生命線とされる。ハサミを失うと途端に臆病になってしまうことからもそれが窺える。
また、攻撃されると泡を吐くのは反撃ではなく、驚いて呼吸した際にエラの中に残っている水分と空気が混ざって出水孔から泡となって吹き出すからだという。
ルーイメモによると、脚は殻を剥いてしゃぶしゃぶに。華が咲いたら、濃厚な味噌をつけて。とのこと。
実際の蟹も脚をしゃぶしゃぶにするのはポピュラーな食べ方である。ちなみに「華が咲く」というのは、蟹の身を出汁に入れた際に繊維が解けて、花が開いたように拡がる現象のこと。
カニンコの方は山ほど鍋に放りこんで、味噌汁に。とのこと。
『大乱闘スマッシュブラザーズforWiiU』では、「再会の花園」(原作でもそこに登場する)の役モノギミックとして登場。
植木鉢やのぼり棒を破壊しながらステージを横切っていき、触れると大ダメージを受けるうえに上方向に大きくふっとばされる。
