概要
中国有数の工業都市として急速な発展を遂げ、中心部には超高層ビルが立ち並ぶ。
食文化は四川料理で、名物料理は重慶火鍋。
地理
長江流域の四川盆地東部に位置する。元々四川省に属するが、1997年に直轄市として分離した。中心部である重慶は嘉陵江が長江に合流する地点にある。
市の人口は3,022万人に達するが、面積は北海道よりも広大であり、市内には農村部や中小都市を抱えている。都市部の人口は1,962万人。
曇ることが多く日照が少ない。夏は大変蒸し暑く、同じく長江流域の武漢、南京と並んで「三大火炉」と呼ばれるほど過酷な気候である。
歴史
歴史的には四川盆地の中心地は成都であり、重慶が歴史の表舞台になったことは少ない。
日中戦争中に中華民国の臨時首都となり、発展した。戦争によって日本陸軍・日本海軍による重慶爆撃を受け、1万人規模の犠牲者を出した。
1997年に四川省から独立して直轄市に昇格した。しかし、内陸部の重慶は沿岸の都市と比べて発展が遅れており、大気汚染も深刻であった。
2000年に始まった西部大開発によって工業化が加速し、インフラ整備と環境改善も進んだ。
関連項目
機甲戦記ドラグナー:作中の舞台の一つ。