トリケロス

とりけろす

トリケロスとは「機動戦士ガンダムSEED」シリーズに登場する架空の兵器「モビルスーツ」用の武器の1つ。

概要

ブリッツに採用された遠近・攻防を兼ね備えた複合兵装であり、多数の兵装を1つの兵装にまとめるという実験的な目的で作られている。

上から「50mm高エネルギービームライフル」「ビームサーベル」「3連装超高速運動体貫徹弾ランサーダート」の3つを対ビームシールドで覆う形で保護しており、この武器に主要な武器を総括している。

特徴として、武装の切りかえの早さは他のG兵器の中でも群を抜いており、対象に応じてビームと実弾を切り替え、敵に接近されればシールドとサーベルを駆使して対応が可能である。

ただし、使い勝手に癖があり、

・武装とシールドと一体化したため、通常のビームライフル/サーベルより重く、動作が少し鈍くなる。

・ビームサーベルは固定されているためパタのように腕ごと振り回す必要があり、重さと相まって高い操縦技術を要求される(ただしプラモデルでは、取り外して通常のビームサーベルのように手で持つことも可能となっている)。

・シールドを構えるとビームライフルの銃口を相手に向けられないため、シールドで身を隠しながら射撃を行うことができない。

・武装の大半を右腕に集約させているため、右腕を切断されると戦闘力がガタ落ちする。特にPS装甲を持つ相手にはほぼ無力になる。

といった欠点がある。

この装備はミラージュコロイドに次ぐブリッツガンダムの代名詞にもなった模様で、関連する機体や連合軍の隠密専門の機体に形を変えて標準装備されている。

また、ザフトでは参考に開発された武装を装備した機体が複数開発されている。

・GAT-SO2R NダガーN

攻盾システム「シルトゲヴェール」を装備している。

ザフトからの奪取後に攻盾システム「トリケロス改」（地球連合軍仕様）を装備している。

いずれも左腕に装備する。

・ZGMF-600 ゲイツ

MA-MV03 2連装ビームクローを装備している。

MA-MV04 複合兵装防盾システムを装備している。

MA-MV05A 複合兵装防盾システムを装備している。

・ZGMF-601R ゲイツR

MA-MV05 複合兵装防盾システムを装備している。

・MBF-P01-Re3 アストレイゴールドフレーム天ハナ

攻盾システム「トリケロス改」（オーブ軍仕様）を装備している。