パタ
ぱた
パタ(Pata)あるいはパッター(Patta)は、武器(刀剣)の一種。 インドのマハーラーシュトラ地方に住むマラーター族が装備していた刀剣。
その形状は、「籠手(ガントレット)に直接刃が装着されている」というもの。
正確には、「前腕部および拳の表面を装甲が覆い、そこに直刃が取り付けられている」。拳部分の装甲内側には握りがあり、使用者はこれを握り、装甲内側のベルトを用いて手首に固定する。
手に剣を握るのではなく、腕そのものから刃が伸びているという形状のため、剣としての威力は大きい。また、腕に刃が固定されているために、剣を取り落とすという事も無い。そのため、カタールことジャマダハルに近い扱い方になる。
刺突や斬撃はできるが、このような特殊な形状ゆえに扱いが非常に難しい。特に手首の自由は完全に失われてしまうため、手首を痛めてしまう事が多かった。加えて、手首が完全に覆われてしまうため、片手が完全に塞がった状態になってしまう。何かを掴む事はほぼ出来ず、別の武器に素早く持ち替える事も容易には行えなくなってしまう。
この武器の最高の使い手として信じられているのが、
マラーター王国を建国した英雄・シヴァージーである。
様々なフィクション作品においても、このパタを武器とするキャラクターはあまり見かけない(ただし、パタに似た形状の『手甲剣』使いはその限りではない。手甲剣の項目を参照)。
詳細は当該項目を参照。握る柄の部分が刃と垂直なH型をしているため、握りを握ったら手から刃が直接伸びる形になる。ただしパタと違い、刃はそれほど長くはなく、手甲部分も無い。
- マノープル
パタ同様に、ガントレットに直接刃が付けられた手甲剣の一種。こちらは15~16世紀頃に、インドおよびアラブ地域で用いられた。
基本的な構造はパタと同じだが、パタより刃の長さが短い。また、その形状もトライデントやフォークのような三又の刃になっている。手指が塞がり扱いづらいのもパタと同じ。
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