ペッシェ・ガティーシェ
ぺっしぇがてぃーしぇ
概要
蟻かクワガタムシを模したような仮面の破面。灰色の身体で各所にプロテクターを着けており、見た目は褌を穿いているような格好となっている。
虚圏の砂漠でネル、ドンドチャッカ、バワバワと無限追跡ごっこをしている途中で黒崎一護達と知り合い、すったもんだの末に一護らと行動を共にするようになる。
虚夜宮内で他の仲間とはぐれ、一護を追いかけたネルを探している最中に石田雨竜と交戦しているチルッチのパンツを覗こうとしていた為、攻撃されて石田と合流した。
触れたものをスゴいヌルヌルにする汁「無限の滑走(インフィナイト・スリック)」を口から吐き出せる。相手の武器をヌルヌルにして攻撃を滑らせるのが可能で、またその真価は「量」にある。大量に吐きまくって周囲をヌルヌルにし、見事チルッチの転倒に成功している。本人は一度は「私の汁は無限に出続ける」と断言したものの、その後汁を使い果たしていた事実が判明。
思考回路や記憶の仕方が独特で、一護は良く覚えていないが、何故か石田は覚えていたり、その割には石田を呼ぶ時は『一護』と呼び間違えたりで、冷静沈着な石田をキレさせるほどのボケキャラに徹している。また、魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)を勝手に病院から持ち出した石田に対して「泥棒」呼ばわりしていたり(まあ、気持ちはわからなくもないが)。
正体
ドンドチャッカと同様に、かつて十刃だったネルことネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンクの従属官であった。
その思想の違いからノイトラとザエルアポロの策略により背後から襲撃を受けて重傷を負い、強制的に仮面を全て剥がされて、ネル、ドンドチャッカ諸共、虚夜宮の外の砂漠に捨てられた過去を持っている。
その際、傷から霊圧が流れ出して子供の姿に退化し、同時に記憶喪失となった主を護る為、また戦いを好まない彼女を気遣って過去を告げずに、自身達をネルの兄だと偽っていた。
主であるネルの覚醒と霊圧を感じ、従属官として再び主との共戦を決める。
この頃のペッシェは顔全体に仮面が覆わさっておらず、人間のような肌が見えるが布を被っていたせいで顔全体の確認ができない。口調もシリアスで現在のようなひょうきんさは全く感じられない。
武器
- 究極(ウルティマ)
ペッシェが所有する剣。溢れ出る霊子で構成された光の刃を持つ。斬魄刀であるかは不明だが、ドンドチャッカが斬魄刀を取り出す直前にこの刀を出したため、流れ的に斬魄刀の可能性が高い。十刃であるザエルアポロに傷を負わせるなど、威力は高い。普段はフンドシの中にしまっているため、剣を取り出す仕草は非常に紛らわしく見える(石田曰く「放送していいものなのか?」)。後述のように虚閃も放てる。
ペッシェ本人は「石田のゼーレシュナイダーとよく似てる」と思っているが、石田からは否定されている。
技
- 無限の滑走(インフィナイト・スリック)
触れた物をヌルヌルにする液体を口から放出する。無限と名付けているが、液体の量は有限(滑走距離が無限なのだろうか?)。使い方によっては十刃落ちレベルの攻撃の衝撃も吸収・無効化も可能。
- 融合虚閃(セロ・シンクレティコ)
ドンドチャッカとの合体技。ネルと共に虚夜宮を追い出されてから生み出した。ドンドチャッカの上にペッシェが乗り、ペッシェが究極(ウルティマ)を構えて虚閃を放ち、ドンドチャッカは口の砲台のようなものから虚閃を放つ。そしてその2つの虚閃がその後同一軌道上で合流し、その威力は何倍にも跳ね上がる。
その威力は十刃のザエルアポロからも「自身を一撃で倒せるもの」と認められるが、既に2人の正体を見抜いていたザエルアポロによって、対策を講じられていたために通用しなかった(虚閃の威力を倍増させるのは主人も得意)。
- 超加速(【
最終章・千年血戦篇で使用。何故か一護に攻撃しようと仕掛けるも、躱されてしまう。