「あっハァ!!!」
「赦された敗北なんて無いのよ!」
巻頭ポエム
ただ執拗に 飾り立てる
切り落とされると知りながら
ただ執拗に 磨き上げる
切り落とされると知りながら
恐ろしいのだ 恐ろしいのだ
切り落とされる その時が
切り落とされた その髪は
死んだあなたに 似てしまう
髪も爪も みな宝物のように
美しく飾り立てるのに
なぜ自らの体から切り離されただけで
汚く不気味なものとなってしまうのだろう
答えは簡単
それらは全て
自らの死した姿に ほかならないからだ(29巻)
プロフィール
破面 | No.105 |
---|---|
誕生日 | 2月27日 |
身長 | 158cm |
体重 | 47kg |
帰刃 | 『車輪鉄燕(ゴロンドリーナ)』 |
解号 | 掻っ切れ『車輪鉄燕』 |
CV | 桑島法子※ |
※砕蜂(2代目)と兼役
概要
今でこそナンバーが3桁の十刃落ちだが、元々は十刃の実力者だった。
左頭部に小型の飾りのような形をした仮面の名残がある。攻撃的な性格をしており、相手をいたぶることを喜んでいる節すら見られる。
帰刃:車輪鉄燕(ゴロンドリーナ)
解号は【掻っ切れ】。
剣ではなく、先端に円盤がついたムチのような武器。
解放すると、刃の羽が付いた翼、鳥の脚のような長い腕、長い尻尾が形成される。腕と翼は本人の意思で切り離せるが、一度切り離すと二度と戻せない。
雨竜の見立てによると、刃は秒間110万~130万回振動と予想されている。
そのため霊圧の消耗が激しく、本人も不便に思っている。
アニブリのアランカル大百科では短いスカート衣装なのに羽を使って飛んだら中が見えてしまうんじゃないかと市丸ギンに指摘を受けていたが、本人曰くスカートの中も装甲で覆われるので問題ないとの事。
技
- 断翼(アラ・コルタドーラ)
解放後に使用。翼の刃で直接切りつける。
- 断翼“散”(アラ・コルタドーラ“ディスペルシオン”)
解放後に使用。翼から刃を飛ばして攻撃する。この時飛ばした刃は再装填可能。
- 断人“大斧”(ラ・コルタドーラ“アチャドール”)
解放後、腕と翼を切り離したのちに使用。尻尾の先に霊圧を集め、扇形の刃を形成する。
- 断人“剣士”(ラ・コルタドーラ“グラディアトール”)
解放後、腕と翼を切り離したのちに使用。尻尾の先に霊圧の大剣を形成する。
作中の動向
破面篇
虚夜宮内の石柱が乱立する部屋で石田雨竜と交戦するが、偶然そこにたどり着いたペッシェの「無限の滑走」で武器を封じられた上に、足を滑らせて石柱から転げ落ちたことで、キレて帰刃した。
しかし雨竜の新武器「ゼーレシュナイダー」でことごとく技を破られ、腕と翼を切り捨てるという捨て身の戦法すらゼーレシュナイダーの能力で意味をなくし、このゼーレシュナイダーを弓矢として鎖結に撃ちこまれて敗北。破面としての力を失い帰刃も強制解除されるという一貫坂慈楼坊を髣髴とさせる倒され方をした。
その後、ルドボーン率いる葬討部隊によって処刑された。
なお、第8十刃ザエルアポロの倉庫に彼女らしきシルエットがぶら下がっているが…。
千年血戦篇
後に涅マユリによってドルドーニ、ルピと共にゾンビとして復活を遂げる。
ザエルアポロの倉庫にぶらさがっていたのは本当に彼女であった。
破面としての力も復活しているようで、ジゼルの操るゾンビ死神と戦闘する。
小説版『Can't Fear Your Own World』では、切り捨てた腕と翼が変態科学者の手によって復活している。チルッチ本人はムカついている模様(変態科学者がマユリを指してるのかザエルアポロを指しているのかは不明)。