「ア・ごめーん 4対8だっけ」
「…何のつもりだよ グリムジョー」
巻頭ポエム
私の胸に深く突き刺さるその声は
鳴り止まぬ歓声に似ている(26巻)
概要
優れた殺戮能力を持つ十体の成体破面(アランカル)「十刃(エスパーダ)」の1人。
独断行動の罰としてNo.6の座を追われたグリムジョー・ジャガージャックに代わってNo.6となった。
左側頭部に仮面の名残が付いた中性的な容姿の小柄な男。脇腹が空いた長袖の服を着ており、右腰前部に「6」の刻印がある。
性格は饒舌で自信過剰。人を小馬鹿にした態度を取ることが多いが、キレると口調はかなり変わる。
帰刃:蔦嬢(トレパドーラ)
解号は【縊れ~】。
開放すると背中から8本の触手が生える。直接的な打撃だけでなく、相手を捕縛する力にも長けている上、触手の先端を剣山のようにすることもできる。
また、触手を切断されても血が出なかったり、特にダメージを受けた描写がないことから、本体とは神経がつながっていないようである。
涅マユリによってゾンビとして復活した後は触手の形状がイバラの様に棘棘しく荒々しいものへと変わっている。
技
- 蝕槍(ランサ・テンタクーロ)
8本の触手で敵を攻撃する。
- 旋腕陣(ラ・ヘリーセ)
8本の触手を回転させ、複数の敵を攻撃する。
- 鉄の処女(イエロ・ビルヘン)
触手の先端に無数の棘を生やし、敵を串刺しにする。
劇中の動向
ヤミー・リヤルゴ・グリムジョー・ワンダーワイスと共に現世に滞在する死神たちを襲撃。
卍解した日番谷冬獅郎を帰刃で倒し、松本乱菊達を圧倒するが、日番谷の奇襲を受け「千年氷牢」に閉じ込められた。
直後、目的を達したウルキオラ・シファーの命で脱出・退却するが、虚夜宮で井上織姫に失った左腕を修復してもらったグリムジョーに上半身を吹き飛ばされ死亡した。
その後、最終章・千年血戦篇にて涅マユリの手によりゾンビとして復活する。
ザエルアポロの保管庫から回収したと言っているので、おそらくザエルアポロが欠片まで回収していたと思われる。
ゾンビ化したモブ死神、乱菊、ローズ、六車拳西をドルドーニ達と一緒に倒すという活躍をしたが、特に目立ちはしなかった。
ルピは乱菊を担当(乱菊とは破面篇でも戦ったことがあるため、奇しくも一応リベンジを果たした)。
千年血戦篇の後日談小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』でも引き続き登場。
一度殺害されたグリムジョーへのリターンマッチを挑む。互いに以前より強くなっており(具体的には触手の一本一本から虚閃を放ったり、虚閃のスピードを虚弾並みにしたり、大虚の閃光を放ったり、マユリの毒攻撃を使ったりすることが出来るようになった)戦況は拮抗していたが、産絹彦禰が乱入したことで戦闘を中断してグリムジョーと共闘する。平子真子曰く、観覧車。