でこぼこ魔女の親子事情
でこぼこまじょのおやこじじょう
概要
作者はピロヤ。既刊5巻(2023年7月時点)。
元々は魔女集会で会いましょうが流行した折に氏がオリジナル作品としてTwitter及びpixivに投稿したもので、それがCOMICメテオにて読み切り版の掲載を経て正式に連載されることとなった。
ファンタジー世界を舞台にした小さな母親と大きな娘のでこぼこ親子コンビのほのぼのファンタジーギャグ漫画である。
ほわっとした絵柄に対し、笑いの急所へ鋭く抉り込むような痛快なギャグと作画センスは爆笑必至。
腹筋と顔面筋を直撃する「ピロヤ節」の切れ味は益々冴え渡っており、パワーワードの波状攻撃に多くの読者を「ピロヤワールド」へと引きずり込んでいく。
あらすじ
ひとり森で暮らす魔女のアリッサは、ある日人間の赤子を拾う。戸惑うものの、ビオラと名付け、赤子を育てることにしたアリッサ。
そして16年後、ビオラはアリッサの想像を遥かに超える成長を見せ……って、成長しすぎー!! 容姿が逆転した親子のほのぼのコメディここに登場!!
(公式より引用)
登場人物
(テレビアニメ / ボイスコミックの順)
- アリッサ
捨てられた赤ん坊、ビオラを拾って育てるロリババアの魔女。ビオラ16歳の時点で223歳。外見をかなり気にしているが、娘を溺愛している。
小心者で鈍臭く人見知りと対人スキルが死んでいるが、ビオラを拾ってからは徐々に克服している。娘や友人ら濃いメンツへのツッコミ役。
- ビオラ
黒髪褐色ダイナマイトボディーなアリッサの義娘。
大人に見えるが中身は16歳の娘であり、さらに性格は輪をかけて幼く天真爛漫。
赤ちゃんの時からかなりの高い魔力の持ち主で、この歳で既に高度な召喚魔法を行使できる。そのため色んなモノを召喚してはアリッサに使い魔として飼いたいと駄々をこねる。
重度のマザコンで独占欲も強く、アリッサに近づく異性には明確に殺意を向ける。
- フェニックス
CV:土師孝也
二人の使い魔であるフェニックス。
どう見てもゆるキャラでしかないが、やたら渋い声を想起させる独特のセリフと厳しい口調が特徴。口から生命力をビームとして発射できる。
基本的にボケ&出オチ担当だが、やたら紳士的でイケメンな一面を見せる。
- 毒コアラ
CV:大谷育江
ビオラが召喚してから居ついた使い魔。
我儘で子供っぽい性格をしており一緒に留守番をしたフェニックスを辟易とさせた。
- ギリコ
CV:大地葉
アリッサの友人の魔女。メカクレおかっぱ。
魔道具の作成を生業としており、ネタ満載から実用的なものまで様々なアイテムを作り出す事ができる。
ポンドの農芸に協力して、マンドラゴラ用の栄養剤を提供したこともあり。
- ルーナ
CV:関根明良
アリッサの友人の魔女。マゾヒストのような使い魔(しかも社会的地位が高い)を連れている。
占い師の家系に生まれ、特に強い力を持つがその代償としてとても料理が下手。
- リラ
CV:朴璐美
街にて商店を営む女性。
肝っ玉母ちゃんと言うべき人物でアリッサの子育てを手助けしており、親子にとっては大恩人というべき存在。
眼光鋭く筋骨がとても逞しいが、一方でビオラの乳母も務めたなかなかのモノをお持ち。
- ポンド
リラの旦那さんで趣味は農芸。こちらもガタイは良いが性格は乙女っぽい。
- フェンネル
CV:近藤孝行
山賊のような恰好をしたエルフの青年薬師。アリッサに100年以上も想いを寄せ続けているが、肝心のアリッサからは弟的な存在としてしか見られていない上、ビオラからは敵として常に殺意を向けられている。
本来は常識人ポジションなのだが、上記の拗らせぶりと周囲のアクの強さから、存在感が霞みがち。
- グリンド
CV:小野大輔
オークの家具職人。非モテで彼女が欲しいと思っている。
オークらしく強面でガタイも良いが、性格は常識的かつ紳士。同時にその純粋さが彼を童貞の鎖に繋いでいる。後に「卑しい豚として扱ってほしい」と語るMだとも明らかに。
- アウリ
一応、アリッサの父親。
正確にはアリッサの母親の弟であり、本当の父を知らないアリッサにとっての父親代わりを務めていた。
眼帯を付けたイケメンであるが女性にだらしない上に、事あるごとに揉め事を起こしまくるので、懸賞金付きでお尋ね者になる事もしばしばという、なかなか問題ある人物。
そのため、当たり前のようにアリッサから幻滅されているが、家族の情は本物。
ただし長寿種族のため、数十年間会わないというのがザラにあったので、アリッサがビオラを娘として育てている事を再会するまで知らなかった。職業不明。
テレビアニメ
2023年10月から TOKYO MX、BSフジ、AT-Xにて放送予定。アニメーション制作はA-Real。ナレーションは花澤香菜が担当。
OP:水樹奈々「Sugar Doughnuts」
ED:angela「Welcome!」