概要
劇中のシーンをOCG化するHISTORY ARCHIVE COLLECTIONの1枚で、カードイラストは「speaking」における柚子シリーズがハイタッチをするシーンそのもの。
カード名の元ネタは柚子シリーズの各キャラの由来である「花鳥風月」。そこから、所持しているデッキに合わせた「歌」「氷」「麗」「月」に変化している。
パラサイト・フュージョナーに対応している点が関心を集めた。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からレベル4以下の天使族・魔法使い族・鳥獣族・獣戦士族モンスター1体を特殊召喚し、このカードを装備する。
その後、フィールドのドラゴン族モンスターを全て持ち主の手札に戻す事ができる。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚または「パラサイト・フュージョナー」1体を手札に加える。
解説
バウンスでドラゴンの効果を再度活用したい【ホーリーナイツ】では採用しやすい。
また、意外にも幻想魔族登場で強化される前の【有翼幻獣キマイラ】で使われていたことがある。
考察
イラストはまさしく柚子シリーズを象徴とするカードだが、その効果が波紋を呼び一部界隈から驚きと喜びの声が挙がった。
(1)の効果『フィールドのドラゴン族モンスターを全て持ち主の手札に戻す事ができる。』
種族的に柊柚子の幻奏、セレナのムーンライト、リンのWW、黒咲瑠璃のLLをサポートする、純粋に柚子シリーズのデッキ用効果である。
しかしその後半の効果はドラゴン族へのメタとなっており、これは柚子シリーズの大元であるレイの宿敵であるズァークへのメタ効果だと考えられるのだが、
一部界隈からは、遊矢シリーズのエースモンスターが全てドラゴン族であるため、遊矢シリーズの拒絶・決別を現しているのではないかという考察がなされた。
(2)の効果『「パラサイト・フュージョナー」1体を手札に加える。』
問題は(2)の効果である。融合系カードのサルベージだが、確かに柚子とセレナは元々融合主体のデッキでありサポートになる。
だがリンはシンクロ、瑠璃はエクシーズ主体のデッキであり、この二人の融合モンスターはアニメ本編中では洗脳された期間におけるエースモンスターである。
つまりリンと瑠璃にとってこの効果は洗脳時代の象徴そのものではないだろうか。
そして言い逃れできないのが最後の一文「パラサイト・フュージョナー」1体を手札に加える。だ。
パラサイト・フュージョナーはアニメ本編中において柚子たちの脳内に寄生し洗脳したモンスター。
その蟲をサルベージする効果、そして柚子たち皆が手を伸ばすイラストを合わせて考えると、柚子たち自身が蟲を、洗脳を求めているという解釈が自然と成り立つのである。
つまり、OCGによってドクトルと柚子シリーズの洗脳NTRが公式認定されたのである。
なおこれらは一部界隈の解釈にすぎず、カードの効果もアニメの顛末に則っただけとも言える。