概要
ドラゴンクエストシリーズの全てのメインナンバリング及び、一部の外伝に登場する盾。
構造としては丸く加工した木の板の片方の面に、なめした動物の革を貼ったもの。
作品別の解説
ナンバリングタイトル
基本的に戦士系・商人系・僧侶系は全員装備可能で、機動性重視の武闘家系や盗賊系、軽い装備ですら荷が重い魔法使い系は装備出来たりできなかったりする。
また、『ドラゴンクエストⅤ』でおなべのふたがラインナップに入るまでは、これが最弱の盾だった。
価格が安くて守備力+4というのが大体の特徴(一部ナンバリングでは3以下のことも)。
しかし、たかが4と侮るなかれ、ドラゴンクエストシリーズでは”守備力が4上がるたびに受けるダメージが1ポイント減少する”という仕様の為、このたてを装備すれば確実に1点受けるダメージが減ることになる。
特に序盤の敵は1~2点のダメージを与えてくることが多いため、これでダメージを軽減もしくはシャットアウトできればその分より長く旅が出来ることを意味するのだ。
旅の序盤では取り敢えずこれを手に入れるのが当座の目標となる。また、シリーズによっては僧侶系が次の盾にバージョンアップするのがかなり先になってしまうため、暫くコレのお世話になることも。
『ドラゴンクエストⅧ』では錬金することで「うろこの盾」や「せいどうの盾」にすることも可能。
トルネコの大冒険シリーズ
『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』と『トルネコの大冒険2』で登場
相変わらず守備力は盾の中で最低・・・ではあるのだが、サブ特性が滅茶苦茶優秀。
そのサブ属性とは”錆びない”、”お腹が減りにくい”というもので、前者はくさったしたいのゲロ攻撃やサビの罠による盾の通さダウンを無効化し、後者は満腹度の減少速度が半分になるというもの。
『トルネコの大冒険』ではスカラの巻物などによる盾の強化が比較的容易なため、+99に鍛えたならば基礎防御が低めの盾でもかなりの防御性能を誇る。そのため折角上げた強度が下がる心配が無く活動時間が飛躍的に伸ばせる此の盾は、他のより堅い盾を差し置いて最終候補に挙がることもしばしば。
『トルネコの大冒険2』でも序盤の持ち込み可能なダンジョンでは上記の理由で重宝する上に、合成システムが導入されて”他の強力な盾をベースに皮の盾を混ぜて腹が減らずサビない強力な盾”を作成可能。素材として有用な特性を二つ持っている為か、ガーゴイルの店で購入する場合はなんと”うろこのたて”や”せいどうのたて”よりも高いという事態が発生する。
また、鍛えたアイテム持ち込み不可能な”もっと不思議なダンジョン”では、パンの確保すら難航するため、この盾の確保がダンジョン攻略でも重要となる。
・・・と、序盤で手に入り手軽に満腹度対策をなんとかしてくれる高性能なアイテムとして猛威を振るったためか、『トルネコの大冒険3』及び『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』ではリストラの憂き目にあってしまった。
その他の派生作品
全章を通して登場。毛皮と木材で作ることができる。
章によっては盾が少なくこれがほぼ必須装備となるものもあれば、同時期に別の盾が制作可能となりいらないもの扱いされることもあるなど評価は章によってまちまち。