アッセンブル・インサートとは、ゆうきまさみによる漫画及びOVA作品である。
概要
1985年、「アニパロコミックス」に連載された作品。
全3話という短い作品ではあるが、4年後の1989年にOVA化された。また、キャラクターデザインは作者のゆうきまさみ本人であり、作者曰く「アニメこそが本物」だそうだ。
謎の強盗団「デモンシード」の被害に悩まされている東京。警察が掲げた起死回生策が「デモンシードと戦うヒーローを公募する」というもの。その結果選ばれたのが、人並み外れた怪力を持つ14歳の少女、南風まろんであった。
正義のヒロインとアイドル、2足のわらじを履いて活躍することとなった少女を中心に描く、パロディ満載の近未来アクションコメディ。
ヒロインの南風(なみかぜ)まろんと彼女を演じる笠原弘子がフィーチャーされている作品でもあり、主題歌、挿入歌はほとんど彼女の歌唱によるもので、また笠原もアイドル路線時代のキュートな歌声が特色となっている(川村万梨阿の歌唱曲もある)。
補足
当作品も他のアニメ作品同様オリジナル・サウンドトラックCDが発売されたが、他作品ではあまり作られることのないファンファーレ類の音楽が収録されているためか、他のテレビ番組に使用される頻度が高い。
例えば、TBSテレビの期首特番『オールスター感謝祭』で各ピリオドのチャンピオンとなった解答者がボーナスクイズに挑戦し、並べ替え問題に正解して賞金を獲得した際に流れるファンファーレや、番組のラストで総合チャンピオンが発表されたときに流れるファンファーレが、この作品のサウンドトラックに収録されている楽曲である。ファンファーレ以外も非常に使用頻度の高い曲が多く、田中公平曰く確信犯的に作ったという。
また、声優も非常に豪華であり、笠原弘子、川村万梨阿、若本規夫のほか、永井一郎、松本保典、二又一成、山寺宏一、大塚周夫という錚々たる面々である。また、山本正之も出演している。中でも若本規夫が演じる刑事は主演クラスの活躍をしている。
タイトル
作品タイトル「アッセンブル・インサート」は、Assemble=「招集する」「組み立てる」とInsertt=「差し込むこと」「挿入」という、ビデオの編集方法を表す用語を合わせたものだが、これらに意味は無い。
作者のゆうきまさみ氏によると「語感が良いから適当に合わせて、タイトルにした」との事。
更には「もちろん本編の内容とは何の関係も無いわけで」「万が一タイトルの意味を考えられた方がいらした場合『ご苦労様です』と言う他無いのです」とも言っている。
動画
OP「アッセンブル・インサート」
関連タグ
究極超人あ~る 機動警察パトレイバー - 各作品の登場人物が出演。
究極戦隊コウガマン:あ~る劇中の、戦隊パロディ。同作のOPが、本作OVAの冒頭に(劇中劇として)入れられていた。