概要
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場する敵キャラクターバイオロイド。
PECSグループ内のアパレルメーカー「ムーンリバーインダストリー」の会長秘書していたバイオロイドで、第2次連合戦争では戦闘型バイオロイドでもないオードリー・ドリームウィーバーを壊滅に追いやった張本人。
メインストーリーの第8章でオードリーとエンプレスとの会話で名前のみは出ていたが、本格的に姿を見せるのは第9章からである。
現在はヨーロッパ大陸のほぼ全域を支配下に収めている。
デルタも他のレモネードシリーズや戦闘・暗殺・テロ用バイオロイド同様に「商品として開発されたバイオロイドではない」ので、エマソン法が適用されておらず主人であるムーンリバーインダストリー会長以外の人間の命令を拒否する事が出来る。
ワンレン気味のショートの赤髪に赤い瞳、毛皮のコートや派手なイブニングドレスとまるで会員制高級ナイトクラブのママのような、身も蓋もない言い方をすればケバい風貌をしている。実は胸元が空いているのは他のレモネード達に比べて胸が無いのを自覚しており、少しでも色気を振りまこうというデルタなりのせめてもの抵抗である。(ドレスもデルタが自分でデザインしたもの)
七つの大罪の嫉妬がモチーフであり、「女の嫉妬は恐ろしい」を地で行く残忍・凶悪な性格をしている。メインストーリー第9章では顔見世程度の登場だったが、嫉妬の対象であるオードリーとその妹のオリビア・スターソワーを「バイオロイド椅子」として扱うというリンチを行っているシーンが描かれた。
敵キャラとして
イベント『箱舟と春待つ護り手』(2022.12.28-2023.03.08)から本格的にメインストーリーに関与するようになる。同イベントではムネモシュネの管理する『記憶の箱舟』に侵入、オードリーとその姉妹の遺伝子の種を盗み出したあと、箱舟の他の遺伝子を全て破壊。
鉄虫の世界的再活性化により、それまで東アジアを中心に築いてきた拠点を全て放棄することを強いられたオルカ抵抗軍がスヴァールバル諸島に上陸する直前、そこに建築されていた人類滅亡前の歴史や記録、生物の遺伝子情報を記録したムネモシュネの管理する施設『記憶の箱舟』を強襲し、オードリー、オリビア、テイラー・クロスカットの遺伝子の種の徹底破壊、人類史をPECSに一方的に都合がいいように改竄、その他人類や動物の遺伝子記録の破壊等を行った。
その後抵抗軍がスヴァールバル諸島に拠点を築いたことを察知すると、イベント『突撃!白夜のアクアランド!』(2023.07.12-2023.08.23)で浮かれる抵抗軍にスパイを送り込む。メインストーリー第10章では殲滅のため陸海空の主力部隊を出撃させるものの、スパイを看破していたオルカ抵抗軍に逆に嵌め込まれ全滅する大敗を喫した。
なおオルカ抵抗軍と司令官がスヴァールバル諸島にいるという情報はプライドと司令官捕縛による利益の独り占めを狙うゆえに他のレモネードには教えておらず、上述の大敗後、本土の飛行場を空爆され領土内の研究所に抵抗軍の侵入を許すほど不利な戦況になっても助けを求めるつもりはない模様。
ラビアタ・プロトタイプ以外のバイオロイドは自分の判断でバイオロイドを製造できない、という全てのバイオロイドに共通する制約を回避するために、バイオロイドに対する生体実験の成果として生み出されたマリオネットという生物兵器を使い捨ての戦力として使用している。バイオロイドから知性と寿命を大幅に退化させた存在でありドクターから「許されざる所業」と評された。
レモネード会議ではレモネードオメガから「そんな性格をしているからムーンリバーインダストリー会長はオードリーを選んだろう」と挑発され激昂していた。
関連タグ
레모네이드델타:ハングル表記
※以下の文章にはメインストーリー第9章・第10章やイベントのネタバレ情報があります。 |
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残虐性
レモネードガンマ同様、表向きはレモネードオメガのPECS首脳陣の復活に協力しているものの、オメガとは違いデルタにとってもPECS首脳陣の復活はそれほど重大な問題ではない。
デルタがオメガに協力しているのは、「ムーンリバーの会長を復活させたい」だけである。ムーンリバーインダストリーの会長さえ復活させれば、他のPECS首脳陣などデルタにはどうでもいいようだ。
『記憶の箱舟』から持ち帰った遺伝子の種からデザイナー3姉妹を復活させては、西太后の如き残虐行為を連日のように行っている。また、テイラーのある個体を復活させて自分の副官にし、妹に人体実験(という実質的な拷問)するよう命じるという異常性を見せている。