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ステイフーリッシュの編集履歴

2023-10-21 21:03:13 バージョン

ステイフーリッシュ

すていふーりっしゅ

ステイフーリッシュは現役競走馬。

2015年2月22日生まれ、父ステイゴールド、母カウアイレーン、母父キングカメハメハ。社台ファームの生産、一口馬主法人の「社台レースホース」の所有馬である。

名前の由来はApple創始者スティーブ・ジョブズのスピーチの一節「ステイフーリッシュ(常識に囚われるな)」から。父の名前からの連想でもある。

調教師は矢作芳人(栗東)。

おじには父と同期のブラックホーク、大叔父には祖父サンデーサイレンスと同期のホークスターがいる。


戦績

デビュー

2017年デビューし新馬勝ち。ホープフルSでは8番人気を覆し、よく伸びて3着を確保。

2018年には京都新聞杯(GII)で重賞初制覇。クラシック戦線に参戦するが、ダービー10着、菊花賞11着といまいち。古馬との初対決となったチャレンジCは3着と好走した。


シルコレ・ブロコレの血

以降はGⅡを中心にターフを走ることに。

しかし2019年に入っても勝ちきれない競馬が続く。2019年~2021年の主な入着は、

  • 2019年
    • 中山金杯 2着
    • 京都記念 2着
    • 鳴尾記念 3着
    • 函館記念 3着
    • 福島記念 2着

  • 2020年
    • AJCC 2着
    • 京都記念 3着
    • 目黒記念 3着
    • オールカマー 3着

  • 2021年
    • 京都記念 2着

と、ここまで2着5回3着7回というシルバーコレクター・ブロンズコレクターっぷり。

2021年はフレグモーネの発症、レース中の心房細動発症など病気にも悩まされた。

年末には香港遠征を敢行。父ステイゴールドも走った「香港ヴァーズ」に参戦するが、5着。

ここまでの戦績は29戦で[2-5-7-14(中止1)]という状態だった。

2022年 海外で血は花開いた

香港ヴァーズの結果を見て、さらに距離を伸ばしたいという矢作師が選んだ次の目的地はサウジアラビアだった。

2月、サウジアラビアのG3「レッドシーターフハンデキャップ(芝3000m)」への参戦を決定。G3ではあるものの、1着賞金150万ドル(日本円換算およそ1億7000万円)と破格のレースである。当日は「サウジカップデー」として重賞・GIがまとめて開催されていたが、初戦のネオムターフカップをオーソリティが制し、次戦1351ターフスプリントはソングラインが勝利と、日本馬による2連勝となっていた。

そして3戦目・レッドシーターフハンデキャップ。ステイフーリッシュはスタートから先手を取り、そのまま後続を突き放して2着馬に4と1/4馬身差での逃げ切り勝利。

馬齢7歳、実に3年9ヶ月ぶりの勝利を海外で決めるという劇的振りには父ステイゴールドの再来とも言われた。

これでキャリア3勝目となったが、今回のレッドシーターフH勝利で150万ドルを手にしたことにより、獲得賞金総額が4億8000万円以上に達したと推定されており(海外の賞金があるため一部推定)、3勝以下の馬が稼いだ賞金としてはJRA史上最高額に到達したといわれている。(30戦2勝で引退したサウンズオブアースの4億6744万9千円がこれまでの最高額)

尚、父ステイゴールドは主な勝ち鞍:阿寒湖特別(3勝)時代に5億5466万稼いでおり、ここでも格の違い(?)を見せつけている。

このままドバイへ渡った同馬はドバイゴールドカップへ。そこで、父も戦ったロイヤルブルーの勝負服『ゴドルフィン』と対峙する。21年前、ステイゴールドはこの地で行われたドバイシーマクラシック(当時は国際GII格付け)にて、ロイヤルブルーの強敵ファンタスティックライトとの激闘を繰り広げ、ステイゴールドが勝利を収めた。時は経ち、再び社台の勝負服・ステイゴールドの血を継ぐ馬が、ロイヤルブルーと相対した。

今回の相手マノーボは、5戦無敗の欧州長距離界期待の新星。2.5キロの斤量差がある相手だった。それを相手にステイフーリッシュは逃げ馬の後ろにつけ、直線で抜け出しにかかる。マノーボが外からまとめてかわしにかかるが、ステイフーリッシュが併せ馬に持ち込むと、残り100で差し返して優勝。見事、海外重賞連勝を果たした。意外にもステイゴールド産駒のドバイ重賞制覇はこれが初。

その後は国内に戻り宝塚記念に出走するが、ハイペースな展開についていけず9着に破れた。


秋は凱旋門賞を目標にし、前哨戦としてG2ドーヴィル大賞に出走。すっかり御馴染みとなった逃げの形となったが、前走でG3を制していたボタニクにマークされ1馬身の2着となった。とはいえあくまで前哨戦。洋芝適性があることが分かれば十分であり、3着とは3馬身ほど開いた2着は十分な戦果といえた。


しかし凱旋門賞本番は他の日本勢同様あまりに重い馬場に対応できず14着に沈んでしまった。

ちなみにレース後に洗い場で優勝馬のアルピニスタ(牝馬)と鉢合わせ、思わず男気を見せた(意味深)らしい。やはりこの血筋である。


2022年10月27日登録抹消。引退後は社台ファームで乗馬となる。

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