主に1990年代の文化や風俗に属するものを主題に描いたイラストにつけられるタグ。
時代像
1990年〜1993年ごろバブル景気は終焉を迎えるが、この頃は社会に80年代バブルの余熱があった。文化的にも80年代の延長線上という感じである。
90年代の文化といえば、1996-1997年前後の女子高生・コギャルブームのイメージが強烈である。この時代の高校生たちが、携帯電話コミュニケーションをとるという生活スタイルを定着させた。CDや漫画、書籍の売り上げもこのころピークを迎えた。1995年までは人々のファッションや髪形などもいかにも古臭い感じであるが、1998年以降の映像は今見てもそれほど違和感がない。日本の大衆文化がこのころ成熟を迎えたことが伺える。
1990年代中頃には「就職氷河期」が問題になり、1997年の消費税増税でデフレが始まったとはいえ、まだまだ日本経済に元気があった時代である。2000年の大店法(大規模小売店舗立地法)の規制緩和前で、地方の商店街もまだ活気があり、シャッター通り化はしていなかった。